「青天を衝け」尾高長七郎(渋沢栄一の従兄) 不遇の人生をたどる才能あふれる剣豪

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NHK大河ドラマ「青天を衝け」に登場する尾高長七郎(おだか・ちょうしちろう)の人物設定、たどる運命などをまとめます。

美男美女が揃い、それぞれが豊かな才能を持っている尾高家の兄弟たち。才気あふれる中間子の長七郎は苦難の道を歩んでいくことになります。

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目次

栄一憧れの従兄 神道無念流の剣豪

尾高長七郎は主人公・渋沢栄一の2歳上の従兄で、栄一の師である尾高惇忠の弟、千代の兄にあたります。

幼少期から神道無念流の剣術を身に着けた長七郎。持ち前の身体能力やセンスもあり、やがて剣豪として知られるようになると、栄一にとっても憧れの人物になっていきます。

また、長七郎は兄・惇忠の影響を受けて水戸学、攘夷思想に傾倒していきます。やがて長七郎は、家を守らなければならない惇忠に代わり江戸へ遊学へ向かうなど、早くから中央の政情を肌身で感じることになります。

▷長七郎を演じる満島真之介は、沖縄県出身の31歳の俳優。姉は女優の満島ひかり。NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」の医学生・山倉真一役で出演したほか、ドラマ「ボク、運命の人です。」「ダークスーツ」「夏目漱石の妻」「BG〜身辺警護人〜」「白い巨塔 (2019年版)」などに出演。NHK大河ドラマへの出演は2019年の「いだてん」で天狗倶楽部のメンバー・吉岡信敬役で出演して以来。

惇忠、栄一らの攘夷計画を阻止

長七郎が江戸から信州、京などを渡り歩いていた頃、血洗島村では惇忠、栄一らが中心となり討幕計画が練られていました。

高崎城の乗っ取り、横浜の外国人居留地の焼き討ちなどの計画は大詰めとなっていましたが、薩英戦争での薩摩藩の大敗をはじめ攘夷思想の劣勢をいち早く感じ取っていた長七郎は決行直前に帰郷すると、決死の覚悟でこの計画を阻止することになります。長七郎は、惇忠や栄一ら大切な人たちを犬死させたくないと考えたのです。

人を殺めてしまい牢へ

後に大きな事を成し遂げていく栄一にとって、長七郎が命をかけて無謀な計画を阻止してくれたことは、人生の分岐点となっていきます。

栄一にとって大恩人となる長七郎ですが、その人生は暗転していってしまいます。長七郎は、後に江戸に向かう道中で誤って通行人(飛脚)を斬ってしまうという大きなミスをおかしてしまうのです。

長七郎は同行した中村三平らとともに捕縛されると、そのまま江戸の牢に入れられ苦しい入牢生活を送ることになります。その後になんとか出牢し故郷で静養生活を送るものの、長七郎は精神を乱し続けた末に、錯乱の発作により31歳の若さで亡くなったそうです。
※「青天を衝け」では、世の大きな動きに乗れず田舎に留まっている焦りから、長七郎がキツネなどの幻影を見るようになり、それが道中の殺傷事件に繋がってしまいます。

美男美女が揃い、それぞれが豊かな才能を持っている尾高家の兄弟たち。惇忠、千代、平九郎ら兄弟がそれぞれの人生を歩んでいく中で、才気あふれる中間子の長七郎は苦難の道を歩んでいくことになります。

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