「青天を衝け」南紀派と一橋派とは?各派の主なメンバーまとめ

NHK大河ドラマ「青天を衝け」の劇中で言及されるワード、「南紀派」と「一橋派」について簡単にまとめます。

また、それぞれ「南紀派」と「一橋派」につく主要登場人物などもまとめます。

将軍継嗣問題で「南紀派」と「一橋派」がバトル

「南紀派(なんきは)」と「一橋派(ひとつばしは)」は、江戸幕府第13代将軍・徳川家定(渡辺大知)の後継者選び(=将軍継嗣問題)を巡って対立した派閥です。

徳川家定は生来病弱であり(他の兄弟は全員早世)後継者となる子も出来ず、将軍就任後にますます体調を崩したことなどから、将軍在位中に継嗣問題が勃発しています。家定の後継者として浮上したのは次の二人。

①紀伊藩主・徳川慶福(後の家茂)=南紀派…血統重視

紀伊藩主・徳川慶福(磯村勇斗)の父・徳川斉順は第12代将軍・徳川家慶(吉幾三)の異母弟であり、現将軍・家定と慶福は従兄弟の関係。そのため、従来どおりに血統を重視する保守派、幕政を主導していた譜代大名らを中心に慶福を推す声が大きかった。また、慶福が大変な美少年であったこと、対立候補だった徳川慶喜の父・斉昭(竹中直人)が倹約家(ケチ?)かつ色好みの男として大奥から不人気だったこともあり、大奥は南紀派に付いたとされる。家定の乳母・歌橋(峯村リエ)が南紀派の中心人物として大奥内で暗躍したとか。

南紀派の主なメンバー:彦根藩主・井伊直弼、会津藩主・松平容保、老中・松平忠固、紀州徳川家付家老・水野忠央、家定乳母・歌橋、大奥の皆さんほか

政策:現幕府の独裁体制継続、開国路線

②一橋徳川家・徳川慶喜=一橋派…実力重視

後に「最後の将軍(第15代将軍)」となる徳川慶喜(草なぎ剛)。現将軍・家定との血統の繋がりで言えば初代将軍・徳川家康まで遡らなければならない遠縁だが、慶喜は慶福より年長者であり聡明な人物として人気があった。慶喜を推す一橋派には幕政から遠ざけられていた親藩外様大名が多く名を連ね、既得権益を脱した新しい体制を望む面々から支持を集めた。薩摩藩主・島津斉彬が養女の天璋院(=篤姫)を家定の後室に送り込むなど、大奥への工作も行った。

一橋派の主なメンバー:前水戸藩主・徳川斉昭、水戸藩主・徳川慶篤、福井藩主・松平慶永、薩摩藩主・島津斉彬、宇和島藩主・伊達宗城、土佐藩主・山内豊信ほか

政策:斉昭を中心とした攘夷派+開国派が混在

結果は南紀派の強引勝利 安政の大獄→桜田門外の変へ

両派のさまざまな工作が暗躍する中、彦根藩主・井伊直弼大老になったことで南紀派が一気に優勢となり、徳川慶福が半ばゴリ押しで将軍の後継者に決定。慶福は家定の死後に13歳で第14代将軍に就任し、徳川家茂(とくがわ・いえもち)を名乗っています。

南紀派と一橋派の対立はこれで終わりませんでした。

家定の死の前後、大老となった井伊直弼らは無勅許による日米修好通商条約の調印慶福の将軍継嗣指名の強行などを断行し、これに反発した一橋派、攘夷論者を激しく弾圧橋本左内、吉田松陰、梅田雲浜らを死刑・獄死にさせたほか、一橋慶喜、徳川慶篤、松平慶永、松平忠固らを隠居・謹慎処分、徳川斉昭を永蟄居にするなど厳しい命令を下しています(他にも死罪、遠島などの酷刑に処せられた者多数)。これがいわゆる「安政の大獄」です。

あまりに厳しすぎる弾圧(安政の大獄)により恨みと反感を買った井伊直弼。尊王攘夷急進派の水戸藩士達を中心に、幕政是正のために大老・井伊直弼の排除(=暗殺)が不可欠だとする声が強まります。

こうして井伊直弼の暗殺計画が実行されたのが、安政7年3月3日(1860年)、雪の降る日のことでした。水戸藩からの脱藩者17名と薩摩藩士1名が江戸城桜田門外(現在の東京都千代田区霞が関)で彦根藩の行列を襲撃すると、雪の中で油断をしていた井伊直弼をまたたく間に暗殺。この暗殺事件が、教科書に必ず出てくる「桜田門外の変」ですね。

病弱だった徳川家定の後継者問題から安政の大獄、桜田門外の変へ…。家定の極度な病弱ぶりが、歴史上の大きな事件の引き金になっていくのです。

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