「まれ」ヒロインのモデル?世界的パティシエ・辻口博啓氏の歩みと希の人生の共通点

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NHK連続テレビ小説「まれ」は脚本家・篠﨑絵里子によるオリジナルストーリーですが、ヒロインの人生のモデル(参考)となっていると思われる人物がいます。

この記事では、「まれ」の製菓指導を担当し、その人生がヒロイン・津村希(土屋太鳳)が歩む道の参考になっていると思われる能登出身のパティシエ・辻口博啓(つじぐち・ひろのぶ)氏についてまとめます。

辻口氏と希との間には、以下のような5つの「共通点」があります。

まれのモデル?辻口氏と希との「共通点」

1. 能登がゆかりの地(希は東京出身、幼少期に能登へ移住)
2. 子供の頃、誕生日ケーキに感動し、洋菓子職人を目指すようになる
3. 父が借金を抱える。父が失踪(ドラマでは父は出稼ぎで音信不通)
4. 父に代わり家計を助けるために「夢」を捨て、勤め人になるよう家族にお願いされる
5. 都会で修行・奮闘した後、「故郷」石川県に店を出す

能登の和菓子屋の三代目 誕生日ケーキに感動、洋菓子職人の道へ

辻口博啓(つじぐち・ひろのぶ)氏は1967年に石川県七尾市に生まれています。実家は七尾市にあった和菓子屋「紅屋」で、辻口氏は和菓子屋の将来の「三代目」として幼い頃から和菓子づくりの現場を間近に見て育っています。

辻口氏が現在の職業である「パティシエ」を目指すキッカケとなったのが、小学生の時に招かれた友人の誕生日会で食べた「ショートケーキ」(バースデーケーキ)でした。当時の辻口氏にとって、生クリームを使った本格的なショートケーキは衝撃の味だったようで、これを機に洋菓子職人を志すようになります。

父が知人の保証人になり借金を抱える

「紅屋」の将来の三代目として不自由なく育った辻口氏でしたが、中学、高校時代になると家庭内には暗雲が立ちこめます。

「紅屋」の二代目だった父が知人の保証人となり、借金の肩代わりをすることになってしまったのです。このころから仕事熱心だった父はギャンブルに溺れるようになっていきます。

高卒後、東京に洋菓子修行へ

辻口氏は地元の高校を卒業すると上京し、東京の洋菓子店に飛び込みで入店。念願の修行を開始します。しかし上京3ヶ月後に借金を抱えた父が失踪。「紅屋」は倒産してしまいます。家には学生だった妹と弟が居たため、母から地元でサラリーマンになって家計を支えて欲しいと頼まれます。

ここで辻口氏はある「決意」を示します。「3年で一人前になる」と母に伝え、熱意で家族の理解を得て、再上京を果たすのです。背水の陣となった辻口氏は厳しい修行、薄給に耐え、ついに23歳の時(平成2年)に「全国洋菓子技術コンクール」にて最年少での優勝を勝ち取ります。

「コンクール荒らし」

そこからは「50周年記念全国洋菓子コンクール」総合優勝(25歳)、「東日本洋菓子コンクール マジパン部門」優勝、フランス渡航(26歳)、「コンクール・シャルル・プルースト」銀賞受賞(27歳)、「クープ・ド・フランス インターナショナル杯」優勝(28歳)、「ジャンマリーシブナレル杯」3位受賞、「ソペクサ(仏大使館主催の仏菓子コンクール)」優勝(29歳)、「クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー(パティシエのワールドカップ)」アメ細工部門優勝(30歳)と、「コンクール荒らし」などと呼ばれるほどに数々の賞を受賞し続けます。

「モンサンクレール」(自由が丘)オープン

辻口氏は31歳(1998年)の時に、東京・自由が丘に「モンサンクレール」をオープンさせます。当初は客が入らず苦戦を強いられますが、同年に出場したテレビ番組「料理の鉄人」で見事鉄人を破り、これを機に「モンサンクレール」は一躍行列店となります。

「紅屋」再建、故郷・石川県に出店

その後、辻口氏はロールケーキ専門店、コンフィチュール専門店などを次々に開店させます。2004年には二子玉川の百貨店内に「和楽紅屋」をオープンさせ実家「紅屋」の再建を叶え、2006年には石川県・和倉温泉に、2008年には金沢市にそれぞれ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」を開店させています。

現在ではコンセプトの異なる12ブランドを展開するとともに韓国・ソウルにも出店。各種メディアや講演活動を積極的に行い、スイーツの専門学校を金沢に開校させ後進の指導に尽力するなど、日本でも指折りのパティシエとして幅広い活躍を続けています。

「揚げ浜天然塩」など、地元の食材でスイーツを

以上のように「能登」「誕生日ケーキ」「父が借金、失踪」「夢と就職の悩み」「故郷で出店」と、辻口氏の人生と希が今後歩むであろう道との間には多くの共通項が見られます。

また、辻口氏は石川で開いた店で地元天然素材にこだわったスイーツを提供しているのですが、その中には揚げ浜塩田方式で精製される「揚げ浜天然塩」を素材としたスイーツ(辻口ロール・塩キャラメル)もあります。「まれ」で桶作元治(田中泯)がつくっている塩が、希のつくったスイーツの中に結実する日が来るのではと、今から楽しみです。

▼参考記事:塩職人・桶作元治さんの天然塩も希がスイーツ化??
「まれ」製菓指導・辻口博啓氏 地元天然素材へのこだわり 「揚げ浜塩田方式」能登の塩も

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