NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の時代設定、主人公の年齢と時代背景、簡単な年表などをまとめます。
「おかえりモネ」は2011年に発生した東日本大震災を中心として、その前後の年代の出来事が丁寧に描かれていきます。
1995年(平成7年)生まれの主人公
朝ドラ「おかえりモネ」は、脚本家・安達奈緒子氏(「大切なことはすべて君が教えてくれた」「透明なゆりかご」「きのう何食べた?」ほか)によるオリジナル作品。宮城・気仙沼湾沖の島に生まれたヒロインが、気象予報士を目指して奮闘していく物語です。
ヒロインの永浦百音(ながうら・もね=清原果耶)は1995年(平成7年)生まれ。令和3年現在では26歳前後という計算になります。
「おかえりモネ」の物語は、平成時代中期以降を描く「現代劇」となります。※近年の朝ドラのうち平成以降の時代を描いた作品は「純と愛」「あまちゃん」「まれ」「半分、青い。」などがあります。
東日本大震災、近年の大型台風を経験
「おかえりモネ」は、ヒロインが高校を卒業して登米に移住する2014年からスタート。近年の日本人が直面している様々な災害、自然現象がドラマのテーマとして扱われます。
ヒロインの百音が生まれた1995年といえば、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生した年。中学生になった百音は仲間たちと吹奏楽に熱中しますが、2011年には東日本大震災が発生し、故郷・亀島も大きな被害を受けることになります。
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高校卒業後に移り住んだ登米で気象予報士になるという目標を見つけた百音は、夢を叶えるために上京。気象予報会社で働きはじめます。
気象予報士として経験を積んでいた2019年には、全国の町を次々に襲う大型台風が発生。百音は、これまで得た知識や技術を活かし何とか故郷の役に立てないかと考えると、家族や友人が待つ気仙沼に向かう決意をします。
小中高を通じて「ゆとり教育」を受け続けた唯一の世代であり、「究極のゆとり世代」などと揶揄される1995年生まれ。中学入学時期にリーマン・ショック、卒業時期に東日本大震災、その後も熊本地震、消費税増税などに直面し、暗い世相の中で育った世代であるとともに、物心ついた頃からパソコン、携帯電話、そしてスマホといったデジタル機器に囲まれた「デジタル・ネイティブ世代」でもあります。
以下、ヒロインの年表、年齢(推定)などをまとめます。
ヒロインの年表、年齢
1995年(平成7年)=百音0歳…百音が生まれる。阪神・淡路大震災発生。
1997年(平成9年)=百音2歳…妹・未知が生まれる。
2011年(平成23年)=百音15歳…東日本大震災が発生。百音はある理由で島に居なかっため、「自分は何も出来なかった」という罪悪感を抱え続けることになる。
2014年(平成26年)=百音18歳…高校を卒業し、内陸部の登米に移住。医師・菅波、気象予報士・朝岡らと出会う。森林組合職員として林業や山林ガイド見習いの仕事をしながら将来を模索。第1話は2014年からスタート。
2016年(平成28年)=百音20歳…3度目の挑戦で気象予報士試験に合格。春に上京して築地のシェアハウスで生活を開始。菅波と交際開始するものの、菅波は登米へ移住を決意。
2019年(令和元年)=百音23歳…大型台風が日本各地を襲う。一人前の気象予報士になっていた百音は、故郷のために何か出来ないかと立ち上がる。