NHK大河ドラマ「青天を衝け」に登場する渋沢よし(福田よし)の人物像などをまとめます。千代への恋心が実らなかった喜作ですが、思わぬ出会いにより良き伴侶を得ることになりそうです。
渋沢よしを演じるのは、ドラマ「瑠璃の島」「平清盛」などに出演したことで知られる女優・成海璃子(なるみ・りこ)です。
喜作に積極アプローチ
初恋の人・尾高千代(橋本愛)との結婚を望んでいた渋沢喜作(高良健吾)ですが、思わぬ出会いに恵まれていきます。
ある日、喜作のもとに国領村(現在の群馬県伊勢崎市)の福田立志の次女・よしから「嫁に来たい」という熱烈な申し出が届きます。なんでも、昨年の鎮守の宮の祭りで弟・福田直三郎が揉め事を起こした際に仲裁に入った喜作のことを、直三郎の姉のよしがえらく気に入ったようです(第7話)。
やがて喜作はある出来事をキッカケに、千代を栄一に託すことになります。長年の恋に区切りをつけた喜作は、よしの情熱的なアプローチを受け入れて結婚に至るようです。
結婚後のよしは喜作を尻に敷くとともに、栄一と喜作が江戸、京へと旅立ってからは千代の良き相談相手となり、ともに夫の留守を支えていきます。
よしは喜怒哀楽がはっきりとしており、言いたいことをまっすぐに言う女性。栄一が「お前には(千代よりも)尻をバンバン叩いてくれるような、意気盛んなおなごの方が合ってるに!」と言っていたように(第7話)、喜作はしっかり者の妻と出会ったことで成長を見せていきます。
※渋沢よしは実在の女性。血洗島の近村・国領村の福田立志の次女として生まれると、渋沢喜作(成一郎)と結婚。喜作との間に作太郎、仁之助、義一、信一らの男子を生んでいます。
女優・成海璃子「瑠璃の島」「平清盛」
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— GINZA (@GINZA_magazine) February 27, 2021
渋沢よしを演じるのは、神奈川県出身の28歳の女優・成海璃子です。※年齢はドラマ放送当時。
子役として「TRICK」(2000年)でドラマデビューをした成海璃子。眼力の強さと精悍な美少女ぶりが話題となり、人気子役、女優として活躍を見せていきます。
2005年にドラマ「瑠璃の島」(日本テレビ)で主演・藤沢瑠璃役を演じると、同年のヒットドラマ「1リットルの涙」(フジテレビ)では沢尻エリカ演じる主人公の妹役を好演。
ほかに、ドラマ「ハチミツとクローバー」(2008年・フジテレビ・主演)、「咲くやこの花」(2010年・NHK・主演)、「ドン★キホーテ」(2011年・日本テレビ・ヒロイン)、映画「神童」(2007年・主演)、「罪とか罰とか」「山形スクリーム」(2009年・主演)、「武士道シックスティーン」「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」(2010年・主演)など、数々の人気作品で主演を務める活躍を見せています。
近年も「黒い十人の女」(2016年・読売テレビ)、「みをつくし料理帖」(2017年・NHK)、「昭和元禄落語心中」(2018年・NHK)などに出演。
大河ドラマは、2012年の「平清盛」に後白河院の后・平滋子(たいらのじし / しげこ)役で出演経験があります。強い独立心と類稀なる美貌と聡明さを持ち、男たちの政治の世界に影響を与える女性・滋子役を力強く演じています。