「どうする家康」信長の娘・五徳(乃木坂46・久保史緒里) 瀬名と信康の運命を変える重要人物

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NHK大河ドラマ「どうする家康」に登場する織田信長の娘・五徳(ごとく=おごとく、徳姫、岡崎殿)についてまとめます。

幼くして家康の嫡男・松平信康に嫁いだ五徳ですが、父の信長からある密命を受けており、大きな歴史の渦に巻き込まれていきます。史実を参考にすれば、五徳は瀬名と信康の運命に大きく関わる役割を演じそうです。

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目次

信康の正室・五徳 喧嘩が絶えないやんちゃな姫

織田家、徳川家の同盟の証として、幼くして家康の嫡男・信康(子役・寺嶋眞秀)に嫁いだ織田信長の長女・五徳(子役・松岡夏輝)

少女時代の五徳は生意気盛りで、少々気が強い性格の持ち主のようです。

幼くして夫婦になった信康とはまんじゅうの数を巡って言い争いになるなど、些細なことで喧嘩が絶えません。家康(松本潤)や瀬名(有村架純)が仲裁に入るたびに、五徳は決まって父である信長の名前を出して家康の弱みを突いてきます。瀬名はそんな五徳を時に叱り、実の母親のように見守っていくようです。

信長の娘として…両家の間で揺れ動く

やがて五徳(久保史緒里)は、気が強いながらも心根の優しい女性に成長していきます。その姿は気高く美しい叔母・お市(北川景子)にどこか似ています。

すっかり徳川家の生活にも馴染んでいた五徳ですが、父である信長から「ある密命」を言い渡されていました。

戦国時代に政略結婚により他国の武家に嫁いだ女性たちは、ある意味でスパイとしての役割を持っていましたが、五徳もそうした役割を背負わされているのかも知れません。

史実(後述)では夫や姑と仲違いした末に徳川家に大きな波乱をもたらす五徳ですが、「どうする家康」では気が強くプライドが高いながらも、どこかで優しさを持った女性として描かれそうです。

久保史緒里(くぼ・しおり)…宮城県出身の21歳。アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーで、俳優やモデルとしても活躍中。ドラマ「クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術」や映画「左様なら今晩は」で主演を務めたほか、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン2019(乃木坂版)」ではセーラームーン/月野うさぎ役で主演。同じ「乃木坂46」のメンバーである山下美月らとともに、俳優としての飛躍が期待されている。

【史実】信康や築山殿と不仲だった徳姫 夫と姑の罪状を信長にぶちあげて…

「どうする家康」に登場する五徳は、織田信長の長女で松平信康の正室だった徳姫(おごとく、岡崎殿)がモデルになっています。

永禄10年(1567年)、同盟関係の強化のために三河国の徳川家康の嫡男・松平信康に嫁いだ徳姫(9歳同士の結婚)。

天正4年(1576年)に登久姫を、続く天正5年(1577年)には熊姫を生む徳姫ですが、嫡子が生まれないことを心配した家康の正室・築山殿(瀬名)が次々に側室を迎えたことなどから、次第に姑である築山殿と不仲になったとされます。※築山殿が織田家の宿敵である今川一族の出身だったことが不仲の一因だという説も。

また、夫の信康との不仲も有名で、あまりの不仲ぶりに家康がしばしば岡崎を訪ねて夫婦の仲裁を行ったり、信長までもが娘夫婦を心配して岡崎を訪ねたと読み取れる記録が残っています。

築山殿(姑)と信康(夫)に対して積年の不満が募ったようで、徳姫は結婚から12年後の天正7年(1579年)、父の信長あてに、築山殿と信康に関する12ヶ条にも及ぶ訴状(要するに告げ口)を送付しています(告発内容は、築山殿が信康と共謀して武田氏に内通している、唐人医師の密通があった、徳姫に関する讒言を信康に行った、といったもの)。

これを受けた信長が家康に対し信康の処刑を命じると、家康はやむを得ず(?)築山殿と信康の殺害を決断。まず築山殿が二俣城への護送中に佐鳴湖畔で徳川家家臣によって殺害されると、その半月後には二俣城に幽閉されていた信康にも切腹を命じています。

※このいわゆる「信康自刃事件」は、徳川側の視点で書かれている「三河物語」が通説化したもの。他にも、そもそも家康と信康の親子仲がすこぶる悪かった説、築山殿と信康の日頃の粗暴な態度に家康が手を焼いていた説、徳川家中の家康派・信康派の抗争の末に信康が暗殺された説などがあるようです。

信康の死後、徳姫は二人の娘を岡崎の徳川家に残し、現在の近江八幡市あたりに移り住んでいます。また、本能寺の変により父の信長が亡くなった後には次兄の織田信雄に保護されています。

「どうする家康」では五徳は単なる強気な告発者としてではなく、世話になった徳川に対する配慮も見え隠れする優しい女性として描かれそうです。織田信長の長女としてのプライドを持ちつつも、数奇な運命に巻き込まれて困惑する五徳の姿が見られそうです。

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