「ブラッサム」最初の結婚相手・従兄の木村享一 モデルは宇野千代の従兄・藤村亮一

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NHK連続テレビ小説「ブラッサム」第2週では、珠のもとに従兄の木村享一(きむら・きょういち)との縁談が舞い込んできます。

この木村享一は、宇野千代が最初に結婚した従兄の藤村亮一がモデルになっていると考えられます。史実を参考に、珠と享一の関係がどうなっていくのかを予想します。

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目次

【ブラッサム】叔母が珠に縁談を持ち込む 相手は従兄の享一

高等女学校に通う16歳の珠のもとに久しぶりにやってきた、珠の叔母の木村照子(山田真歩)。照子は珠の亡き実母・ユリの妹で、世話好きな性格をしています。

照子は自身の長男・享一と珠の縁談を持ちかけるために葉野家にやって来たようです。

珠は「嫁入りなんて…まだ」と言ってみるものの、父・清治(渡部篤郎)が強く推し進めるこの縁談を覆せるわけもなく、あれよあれよという間に木村家に嫁ぐことになります。

迎えた祝言の日。珠のことをまったく見ようとせず憮然とした態度を見せ続ける享一に、珠は違和感を覚えて…。

【史実モデル】宇野千代の従兄・藤村亮一 最初の結婚生活は10日で終了

「ブラッサム」第2週に登場する従兄の木村享一は、宇野千代(「ブラッサム」珠のモデル人物)の最初の結婚相手だった従兄の藤村亮一がモデルになっています。

1911年(明治44年)。岩国の高等女学校に通っていた13歳の宇野千代は、亡き母の姉(伯母)の藤村カツ(「ブラッサム」木村照子のモデル人物)からカツの長男・亮一との縁談を持ちかけられています。

亮一は中学三年生であり、千代とともに互いにまだ子供。伯母のカツと千代の父・俊次が裏で進めたであろうこの縁談に対し、千代が反論する余地はありませんでした。

千代は何の実感も持たないまま、着替えの着物や学校の道具など小さな荷物を持って川の向こうにある藤村家に嫁入りをしています。

迎えた初夜。カツが用意した二つの寝床に二人は並んで寝たものの、亮一は一言も話さないまま寝てしまいます。亮一はその日以降、毎晩のように着物を着替えてはどこかへ出掛けて行ってしまい、なかなか帰ってきませんでした。

千代がこの家の雇い人から聞いたところによると、亮一は芝居小屋近くの飲み屋にいるお気に入りの女のもとに夜な夜な通っているとのこと。

もちろん中学三年生がそんな場所に出入りすることは禁じられていましたが、それを誰も咎めない藤村家の習慣に千代は違和感を覚えていきます。

他にも藤村家の騒がしい食事の様子など生家とは違う嫁ぎ先の雰囲気に馴染めなかった千代は、ある日の学校帰りに錦帯橋を渡らずに、そのまま川を挟んだ川西の町にある生家へと帰宅。千代はそれ以来藤村家には戻らず、結婚生活はわずか10日で破綻をしています。

宇野千代の自伝的小説『生きて行く私』には、父に丸め込まれる形で決まった最初の夫・藤村亮一との結婚、離婚の経緯などが語られています。この結婚の破綻から5年後、千代は少々おせっかいな伯母(カツ)と再会すると京都の三高に通う亮一の弟・藤村忠の下宿先での身の回りの世話を頼まれ、京都で忠との同棲生活を開始。やがて忠と男女の仲になった千代は、忠が東京帝国大学に進学するのにあわせて一緒に上京しています。この時、千代と忠が東京で最初に転がり込んだ先は、前夫・亮一(忠の兄)が女と暮らしていた東京の下宿でした。
※『生きて行く私』では、宇野千代は藤村忠に対する申し訳なさ(後に忠を裏切ったため)もあるらしく藤村亮一、藤村忠兄弟は「雄一」「悟」という偽名で登場しています。

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【ブラッサム】朝ドラ史上最速で離婚?もう一人の従兄・木村保との出会いにも注目

「ブラッサム」では、宇野千代の初婚失敗のエピソードをモチーフに、木村享一と珠の最初の結婚の顛末が描かれます。

享一は史実同様に、珠とまともに結婚生活を送る意思を最初から持っておらず、夜な夜な女通いに明け暮れていきます。珠がこのような暮らしにどれだけの期間耐えられるのか、史実との違いが注目されます。場合によっては朝ドラ史上最速での離婚に至るかも知れませんね。

また、珠は短い時間になると思われる木村家での生活の中で、享一の弟で京都の第三高等学校に通っている従兄・木村保(金子大地)と出会うことになります。

木村保は物語中盤にかけて珠の人生を動かす重要な人物になっていきますので、二人の出会い方や初めて交わす言葉などにも注目です。

近年の朝ドラでは以下のようにヒロインが最初の夫と短期間のうちに離婚、死別するパターンが続いており、「ブラッサム」もどこか既視感のある展開となりそうです。

【近作の朝ドラでは早期離婚、死別が多い】

・『風、薫る』…りん(見上愛)は18歳で奥田亀吉(三浦貴大)と結婚をし娘の環を生みますが、3年後に夫の理不尽さに耐えられずに実家に避難。そのまま東京に逃亡、離婚をしています。もう一人のヒロイン・直美(上坂樹里)も軍人の夫・小川吾郎(甲斐翔真)を結婚から4年後に戦争による傷病で亡くしています。
・『ばけばけ』…トキ(髙石あかり)は18歳で山根銀二郎(寛一郎)と結婚するも、銀二郎は松野家の借金苦や家風に苦しみ短期間で出奔、東京へ逃亡。5年後に正式に離婚。後にヘブン先生(トミー・バストウ)と再婚。
・『あんぱん』…のぶは21歳で機関士の若松次郎(中島歩)と結婚するも、6年後に次郎は肺病で急死。後に幼なじみの柳井嵩(北村匠海)と再婚。
・『虎に翼』…寅子(伊藤沙莉)は書生の佐田優三(仲野太賀)と結婚し娘が生まれるも、優三は結婚から5年後に戦病死。後に仕事仲間の星航一(岡田将生)と再婚。
・『ブギウギ』…スズ子は31歳で村山愛助(水上恒司)の子を妊娠するも翌年に愛助が急死。未婚の母として娘を出産。

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