朝ドラ「ブギウギ」香川の大地主「白壁」の次郎丸家 モデルの三谷家は笠置シヅ子と深い関係性

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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第4週では、スズ子が生まれ故郷の香川の大地主・次郎丸(じろうまる)家の法事に出席することになります。

この記事では次郎丸家とスズ子との関係性や、次郎丸家のモデルになっている香川の三谷家についてまとめます。

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目次

【ブギウギ】スズ子、香川・次郎丸家の法事に出席

「桃色争議」の決着から1年。ツヤ(水川あさみ)のもとに香川にいる妹の大西タカ(西村亜矢子)から手紙が届きます。

手紙によれば、ツヤの実家(大西家)が営む手袋工場の得意先である大地主・次郎丸家の法事にスズ子(趣里)を出席させてほしいとのこと。次郎丸家はその豪華な家の様子から通称「白壁」と呼ばれています。

次郎丸家の爺さん・次郎丸和一(石倉三郎)が梅丸少女歌劇団(USK)の大ファンであり、スズ子に会いたがっている…。そう聞かされたスズ子はツヤに促されるまま、弟の六郎(黒崎煌代)とともに生まれ故郷の香川を訪ねることになります。スズ子の香川への帰郷は小学生以来となります。

次郎丸家で行われていた法事は、若くして亡くなった和一の息子・菊三郎の十七回忌でした。法事に出席したスズ子は、そこで和一の態度がおかしいことに気がつくと、叔母のタカから衝撃的な事実を聞かされて…。

▼「香川編」の主要メンバー。スズ子の祖母・大西トシ(三林京子・下段中央左)は、次郎丸和一(石倉三郎・下段中央右)の幼なじみ。単なる得意先同士とは思えない大西家と次郎丸家の関係性が、第4〜5週で明かされていきます。

【史実・ネタバレ含む】モデルは香川・三谷家 笠置シヅ子の出生に関わる地主

「ブギウギ」に登場する次郎丸家は、ヒロインのモデルになっている歌手・笠置シヅ子が17歳の頃に「親戚の法事」と聞かされて顔を出した香川(大川郡相生村黒羽、現在の東かがわ市黒羽)の大地主・三谷家がモデルになっています。

家族に言われるままに大阪から香川へと向かい、三谷家の法事に出席したという笠置シヅ子。

そこでシヅ子は三谷家の人たちに乞われて松竹楽劇部の少女歌劇の演目「春の踊り」などを披露したそうですが、その後に親戚たちが話す噂話を耳にしてしまいます。

その噂話とは、今回の法事(十七回忌)の仏の主である三谷家の亡き跡取り息子・三谷陳平(「ブギウギ」次郎丸菊三郎のモデル)が、シヅ子の実の父親だという衝撃のものでした。

突然自身の出生の秘密を知ってしまい混乱が収まらないシヅ子。慌てて「中島の叔母さん」(「ブギウギ」大西タカのモデル)に事実を問いただすと、実父の件とともに、法事に出席していた谷口鳴尾(「ブギウギ」西野キヌのモデル)という女性が実母であることも知ってしまいます。

※三谷家は近郊に知られる豪農で、代々製糖業を営んでいたそうです。陳平の父、つまりシヅ子の祖父にあたる三谷家の爺さん(「ブギウギ」次郎丸和一のモデル)は漢学者だったというインテリであり、陳平も父から漢学を学んだのだそう。

▼豪農で代々製糖業を営んでいた・三谷家。東かがわ市の黒羽地区には「糖業感謝碑」があり、この地で製糖業が栄えたことを今に伝えます。

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