「カムカムエヴリバディ」11月25日 算太は死んだの?金太が見た「算太の幻」と「帰ってきたおはぎ売りの少年」

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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」11月25日(木)放送の第19回では、亡くなる直前の金太が息子の算太の幻を見る場面が登場しています。

少し曖昧な描写だったため、算太は死んでしまったの?と疑問に思った視聴者も多かったようです。様々な解釈が出来るこのシーンを少し考察してみます。

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目次

おはぎを盗み食いする少年 金太の「賭け」

11月25日の放送では、戦災から復活した「たちばな」のおはぎを盗み食いしようとした少年(山之内亮)に、金太(甲本雅裕)がおはぎ一箱分を手渡す場面が描かれています。

「お前の才覚でこの菓子を売ってこい、売上の一割はお前の稼ぎじゃ」。そう少年に伝える金太に対し、周囲は「あほうじゃのう、戻ってくるわけがねえ。持ち逃げされるだけじゃ」と冷ややかな反応を見せています。しかし、戦地に行ったままのバカ息子・算太(濱田岳)と少年が似ていると感じた金太は、ある「賭け」をしていたのでした。

金太の賭けとは、「あのガキ(おはぎの少年)が帰ってきたら算太も帰ってくる」というもの。一度は算太を勘当したものの、金太は算太の無事の帰還を待ちわびていたのでした。

夜中に扉を叩く少年の声「おっちゃん!おはぎのおっちゃん!」

その日の夜。金太が住む掘っ立て小屋の戸を叩き、「おっちゃん!おはぎのおっちゃん!」と叫ぶ少年の声が聞こてきます。

金太が戸を開けると、なぜかそこには戦地に向かったままだった算太の姿が。

中に招き入れられた算太は、「預かったおはぎを金持ちたちに売りつけて一儲けしてやった!」といつもの調子で得意げに話します。金太はそんな息子の無事を心から喜びますが…。

算太の幻は金太の走馬灯 「帰ってきたおはぎ少年」が暗示する未来とは

なぜ少年ではなく算太がおはぎを売ったの!?夢オチ?と疑問が湧いたこの場面。

ラストシーンでは「金太が亡くなっていると報せが入ったのは、その翌朝のことでした」という衝撃のナレーションも入り、ますます謎多きシーンとなっています。

一連の謎を解くヒントは、翌11月26日放送分の内容予告文にありそうです。

菓子作りに命を燃やした金太(甲本雅裕)。その突然の死を見守ったのは、おはぎを持ち逃げしようとした男の子でした。金太におはぎ売りを託された男の子は商いの楽しさを知り、新たな人生を歩みはじめます。そして戦後から3か月半。4年ぶりに「基礎英語講座」が復活しました。安子(上白石萌音)は、稔(松村北斗)の帰りを心待ちにしながら英語の勉強を再開。るいをあやしながら家事をしていると1人の復員兵の姿が現れ…

NHK番組表(11月26日分)より引用

どうやら、玄関の戸を叩いた「おはぎの少年」の声は本物で、金太は玄関を開けると少年の前で倒れてしまったようです。

「あのガキが帰ってきたら算太も帰ってくる」と賭け(願掛け)をしていた金太。

約束通りおはぎを売って帰ってきた少年の姿を見た金太は、薄れる意識の中で少年を算太と誤認。算太の無事を確信して安堵し、そのまま息を引き取ったようです(追記:金太は戦争の心労で心臓が弱っていた)。

愛する亡き家族との思い出や、復員した算太との他愛もない親子の会話(空想)を走馬灯のように脳内に思い描きながら、あの世へと旅立ったのです。

※補足:
この日のオープニングクレジットでは、小しず(西田尚美)、ひさ(鷲尾真知子)、杵太郎(大和田伸也)らの名前も登場していますが、通常であれば亡き登場人物に付くはずの「(回想)」という文字がありませんでした。※安子の幼少期役のみ「(回想)」表記あり。つまり、家族全員でラジオを聞き、笑いながらおはぎを頬張ったラストシーンは「回想」ではなく、金太による「空想」(新規登場シーン)であるとも考えられます。
※(直前の回想シーンで子役が登場、ラストシーンは大人の安子が登場)

算太の生還は確定的 「こんなんじゃけど、まだわしが生きとる。安子も生きとる。」

事前予告映像などから、算太は今後無事に帰還し、雉真家の若き女中・雪衣(岡田結実)にちょっかいを出すことがわかっています(片思いで相手にされない)。
※追記:第7週・12月13日放送回で算太が無事に帰ってくることが判明。行くあてのない算太はしばらく雉真家に厄介になるようです。

11月26日放送の予告文にある「金太におはぎ売りを託された男の子は商いの楽しさを知り、新たな人生を歩みはじめます。」という文言は、立ち直ったおはぎ売りの少年の今後の人生を意味するとともに、「少年に似ている」算太の今後の人生も暗示しているのかも知れません。

また、第19回で算太(の幻影)が「こんなんじゃけど、まだわしが生きとる。安子も生きとる。そうじゃろ?」と金太に語ったことも、橘家に明るい未来があることを暗示しているとも考えられますね。

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