【ひよっこ】青森出身・兼平豊子 演じるのは注目の女優・藤野涼子

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NHK連続テレビ小説「ひよっこ」に登場する秀才の同僚・兼平豊子の人物像についてまとめます。

福島出身の青天目澄子(松本穂香)とともに、兼平豊子はヒロインの可愛い後輩としてドラマで存在感を見せていきそうです。

豊子を演じているのは、映画「ソロモンの偽証」への出演で大きな注目を浴びた若手実力派女優・藤野涼子です。

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目次

青森県出身・秀才の兼平豊子

青森県出身の兼平豊子(かねひら・とよこ)は、ヒロイン・谷田部みね子(有村架純)の就職先・向島電機の同期四人のうちの一人です。

豊子は勤勉・秀才タイプで、体育以外の学業の成績が「オール5」と抜群だったにもかかわらず家が貧しかったため高校に進学出来ず、中学卒業とともに向島電機に就職しました。豊子はこうした自身の境遇に悔しい気持ちを持っており、何かと周囲に対してトゲのある物言いをしてしまいます。

「オール5」をとった通知表を何よりも大切にして手放さないなど、豊子にとって学業の成績は心の拠り所。向島電機入社後も、通信教育課程に申し込み、日々努力をしていくことになります。

真面目すぎる?

頭の回転が早く仕事も真面目にこなす豊子にとって、日頃から鈍臭く仕事のミスも多い青天目澄子(松本穂香)や、不器用なみね子らは何かともどかしい存在になっていきそうです。

また、みね子のミスをかばう時子(佐久間由衣)と衝突してしまうなど、その真面目さゆえに怒りを抑えられない場面があるようです。

とはいえ、豊子は純朴な東北の女の子。寮のメンバーと打ち解け合うに従い、次第に彼女の隠れた可愛らしさが見えてくるようになります。

女優・藤野涼子とは

努力家で生真面目な青森娘・兼平豊子役を演じるのは神奈川県出身、17歳の女子高生女優(※ドラマ放送当時)・藤野涼子です。「ひよっこ」で牧野省吾役を演じている俳優・佐々木蔵之介と同じ「ケイファクトリー」という事務所に所属しています。

もともと、子役が多いことで知られるテアトルアカデミーに所属していた藤野涼子は、14歳の時に応募した映画「ソロモンの偽証」のオーディション(約1万人が参加)において主役に抜擢されたことで、大きな転機を迎えることになります。

▼前代未聞の中学生による「校内裁判」が描かれる「ソロモンの偽証」。主演の藤野涼子は中学生検事として校内で発生した事件に挑みます。原作は宮部みゆき。

「ソロモンの偽証」で多数の賞を獲得

当時はエキストラ程度の演技経験しかなかった藤野でしたが、この「ソロモンの偽証」の藤野涼子役で「日本アカデミー賞・新人俳優賞」、「ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞 」、「報知映画賞・新人賞」、「日本映画批評家大賞・新人女優賞」など多数の賞を獲得。女優としての秘められた才能を広く世間に知らしめました。

※現在も使われている藤野涼子という芸名は、この「ソロモンの偽証」での役名「藤野涼子」をそのまま芸名にしたものです。

女優活動を本格化 今後注目の一人

その後、学業に専念したいとの本人の希望もありしばらくの活動空白期間がありましたが、2016年には映画「クリーピー 偽りの隣人」に出演。2017年の3月からはトヨタのCM「PHV〜おじいちゃんとわたし編〜」などに登場したほか、2017年1月に放送された九州・福岡発の地域ドラマ「たからのとき」(2017年5月17日にBSプレミアムでも放送予定)にも出演しています。

今回の「ひよっこ」への出演、それに2017年冬に公開予定の映画「輪違屋糸里」の主演・糸里役への抜擢など、次第に女優活動を本格化させている藤野涼子。「ソロモンの偽証」で大きな反響を呼んだ持ち前の演技力を武器にして、朝ドラ出演により女優として大きな飛躍が期待されます。

【追記】「ひよっこ」で大きく名を売った藤野涼子。その後もドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」「ミヤコが京都にやって来た!」「青天を衝け 」や映画「輪違屋糸里 京女たちの幕末」(主演)などに出演し、俳優としての幅を広げ続けています。

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