【ひよっこ】ヒロイン・みね子の生まれた年、生きた時代設定は?団塊の世代か

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NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の物語の時代設定と、ヒロイン・谷田部みね子(有村架純)の年齢、生年などをまとめます。

みね子の世代は、いわゆる「団塊の世代」の最初の世代。この世代が辿った戦後という時代についても簡単にまとめます。

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目次

戦後、高度経済成長期の物語

▼参考までに、近作朝ドラ・ヒロインのモデル人物が生きた時代のグラフ。「ひよっこ」のみね子は、赤線が引かれた終戦直後の生まれ。

「あさが来た」(幕末〜)、「とと姉ちゃん」(昭和初期〜)、「べっぴんさん」(昭和初期〜)と、しばらく「時代物」が続いていたNHKの朝ドラ。「ひよっこ」は、バブル崩壊期以降を描いた「まれ」以来2年ぶりとなる戦後を舞台とした物語です。

物語は、東京オリンピックが開催される1964年(昭和39年)から始まります。ヒロイン・谷田部みね子は茨城県の北西にある「奥茨城村」で育った高校三年生で、卒業後に集団就職により東京に上京することになります。

この集団就職はいわゆる「金の卵」と言われたもので、地方農村部で中等教育機関を新規に卒業した若者たち(中卒、高卒)が東京などの大都市の中小企業、工場などに集団で就職した現象を言います。

みね子も東京の下町にあるトランジスタ工場「向島電機」(墨田区)に就職しますが、過酷な長時間労働、東京五輪後の不況による会社の倒産などを経験。高度経済成長期の時代背景を織り交ぜながら、ストーリーは進んでいきます。

その後、みね子は東京の洋食レストラン「すずふり亭」に就職。高度成長期によく見られた下宿のような木造アパート「あかね荘」に住んで住人たちと交流を深め、ある人物と恋に落ちて結婚に至ります。

劇中ではビートズルの来日コンサートやトキワ荘を思わせるコンビの漫画家、ミスコンテスト「ツイッギーそっくりコンテスト」などの様子も描かれていきます。昭和30年代から40年代の時代をモチーフにした描写が登場します。

物語は最終的に昭和40年代の中盤(1970年前後)までが描かれそうです。通常の朝ドラと比べると時間の流れは遅く、高度成長期に青春期を過ごしたヒロインの数年間の様子が集中的に描かれていきます。

1946年(昭和21年)生まれか 団塊の世代

ヒロイン・みね子は1964年(昭和39年)秋の時点で高校三年生(17歳)とのことなので、恐らく戦後すぐ、1946年(昭和21年)前後の生まれと推測されます。

戦後すぐの「第一次ベビーブーム」によって誕生した「団塊の世代」の定義は、一般的に1947年(昭和22年)〜1949年(昭和24年)とされます。みね子は団塊の世代のギリギリ最初、ハシリの世代といったところでしょうか。

団塊の世代は、戦後日本の右肩上がりの経済成長、バブル崩壊、長期不況の時代をそのまま生き抜いた世代です。大学時代は大学紛争が、結婚適齢期を迎えた1973年前後には第二次ベビーブーム(いわゆる団塊ジュニア)が発生。その後、働き盛りの30代後半でバブル期を迎え、40代半ばでバブルが崩壊しています。

1946年(昭和21年)生まれの方は2017年現在、おおよそ71歳になっています。この世代の方々にとって、「ひよっこ」の時代背景や情景描写はたまらなく懐かしいものになるのではないでしょうか。

また、昭和の時代を知らない若い人にとってはレトロ感が新鮮であり、同じく昭和の世界観を描いた名作朝ドラ「あまちゃん」のように人気作となっていく可能性があります。

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