「舞いあがれ!」金網屋・コサカイ鋼業の小堺 俳優で脚本家の三谷昌登は大阪朝ドラの常連

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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に登場する東大阪の町工場の経営者・小堺についてまとめます。

小堺を演じている俳優で脚本家の三谷昌登は、NHK大阪製作の朝ドラにたびたび出演していますので、簡単な出演経歴なももまとめます。

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需要が激減 金網を作る町工場の経営者・小堺

第1回のオープンファクトリーが盛況のまま終了し、打ち上げが行われていたお好み焼き「うめづ」。各町工場の社長たちは手応えを嬉しそうに語り合っていましたが、コサカイ鋼業(網業?)株式会社の二代目社長・小堺(三谷昌登)だけは不満を覚えていました。

学校のフェンスなどに使う「ひし形金網」を作っているコサカイ鋼業は、近年の金網需要の激減により経営が苦しく、舞(福原遥)が唱える「町工場のスクラム」に参加できるほどの体力を持ちません。

すっかり酔いが回った小堺は「ええ気なもんやなあ」「みんながみんな、自分らみたいに余裕があると思うなよ」と愚痴を吐くと、雪乃(くわばたりえ)にたしなめられてしまいます。

東大阪の町工場の共存を願う舞は金網を用いた新たな商品開発を小堺に提案しますが、これまで下請け仕事ばかりで自社製品を作った経験がない小堺は、この提案に否定的。ついには会社を畳むと言い出してしまい…。

▼小堺関連のエピソード(金網ハンモック等)は、実在する東大阪の金網工場の製品開発がモチーフになっていそうです。福原遥が出演した「探検ファクトリー(選)」でも金網ハンモックなどが取り上げられています。

大阪朝ドラ常連俳優 脚本家としても活躍 三谷昌登

すこしぽっちゃりとした町工場の二代目・小堺を演じているのは、俳優で脚本家の三谷昌登(みたに・まさと)です。京都府出身の45歳。

京都・祇園の花街の家に生まれ、18歳で芝居を始めたという三谷昌登。東映俳優養成所、東映太秦映画村での扮装のアルバイト、大部屋俳優などを経験し、シチュエーションコメディを得意とする「劇団6.89」を旗揚げすると、同劇団の主宰として役者とともに脚本や演出も担当。こうした経験を活かし、テレビドラマや舞台に出演しながら脚本やラジオDJを務めるなど、多彩な才能を発揮し始めます。

三谷昌登といえば、NHK大阪製作による連続テレビ小説(朝ドラ)にたびたび出演、または脚本執筆をしていることで知られます。

古くは「だんだん」(2008年)の京都の老舗呉服問屋の番頭・酒井伸一役、「ウェルかめ」(2009年)の教師役で出演。

2013年の「ごちそうさん」で西門家にガスを設置するガス会社社員・ヨシムラ役を演じると、「あさが来た」(2015年)では京都ことばの指導とスピンオフドラマ「割れ鍋にとじ蓋」の脚本を担当。

その後も「とと姉ちゃん」(2016年)で「あなたの暮らし出版」の社員・扇田弘栄役、「スカーレット」(2019年)で「2番さん」こと深野の弟子・磯貝忠彦役で出演。昨年の「カムカムエヴリバディ」にも映画村の助監督・畑野で出演していますね。
※「スカーレット」では第21週(特別編)の脚本も担当。俳優と脚本の両方を担うという朝ドラとしては異例の活躍を見せています。

ほかにもNHK大河ドラマ「西郷どん」(2018年)に柳原前光役で出演しつつ脚本協力として脚本開発にも関与。「青天を衝け」(2021年)でも徳川家達役を演じるなど、多才ぶりを見せています。

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