NHK連続テレビ小説「まれ」第4週(4月20日〜)に、地元・石川県出身の注目の美少女が登場します。希、一子、みのりと、ただでさえ若々しい女性出演者の中に、さらに若々しい期待の女優が加わります。
【2022年追記】この記事は「まれ」が放送された2015年に書かれたものです。当時14歳だった浜辺美波もその後に人気俳優としてキャリアを重ね、2023年春から放送される朝ドラ「らんまん」では主人公の妻・寿恵子役(実質的にヒロイン)に抜擢されています。また、浜辺美波と姉妹役を演じた恒松祐里も「おかえりモネ」に出演するなど売れっ子俳優になっています。
桶作家の孫・麻美役 イヤイヤ能登にやって来て…
▼「アリと恋文」収録のメイキング・シーンには、浜辺美波が地元・金沢を歩く姿が。地元愛を感じます。
「まれ」への出演で大きな注目を集めそうなのが、ドラマご当地でもある石川県出身の14歳、浜辺美波(はまべみなみ)です。第19話から第21話までの短期での出演となります。
浜辺美波が演じるのは、ヒロインの希(土屋太鳳)一家が能登でお世話になっている桶作元治(田中泯)・文(田中裕子)夫妻の孫娘・桶作麻美(おけさく・あさみ)役です。
桶作麻美は、東京に行ったきりだった桶作元治・文夫妻の長男・哲也(池内博之)の次女。東京生まれ東京育ちの中学二年生で、典型的な「都会育ち」の女の子です。
父・哲也が東京でリストラされ、止むに止まれず故郷・能登へと帰ってくることになるという「とばっちり」を受け、麻美たちはイヤイヤながら一家で能登へとやってきます。
孫の同居に元治、文は大喜び しかし…
麻美は姉の友美(恒松祐里)とともに、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼んで祖父母である元治と文に懐きます。
思わぬ孫の登場に元治と文はとても喜びますが、実はこの「懐き」は孫たちの演技。本当は能登への移住も、祖父母との同居も裏では嫌がっていたのでした。
友美と麻美は、部屋で能登や津村家の悪口をぶちまけているところを藍子(常盤貴子)らに聞かれてしまいます。このことが発端となり、哲也一家と津村家はいざこざを起こしー。
【2022年追記】浜辺美波と姉妹役を演じた恒松祐里も、その後俳優として大きな飛躍を見せています。Netflixドラマ「全裸監督」では体当たりの演技で大きな反響を呼んだほか、朝ドラ「おかえりモネ」ではヒロインの親友役で出演。桶作友美、麻美姉妹の出番はわずかでしたが、今見返してみると貴重なシーンとなっています。
石川県出身、浜辺美波 経歴(2015年当時)
典型的な東京生まれ、「都会っこ」として描かれる麻美ですが、演じている浜辺美波は地元・石川県の出身です。
2011年に「東宝シンデレラオーディション」でニュージェネレーション賞を受賞し芸能界にデビューすると、TBS「浪花少年探偵団」(朝倉奈々役)、フジテレビ「僕のいた時間」(桑島すみれ役)などのドラマに出演。2015年4月に公開される戸田恵梨香主演の映画「エイプリルフールズ」では、ワケありの小学生・江藤理香役を演じています。
また、地元・石川県金沢市に本拠を置くインターネット関連事業会社・ネスクのCMに出演しており、石川、富山県内放映のテレビではお馴染みの顔かも知れません。
【2023年追記】この2015年当時のプロフィールを読んでもわかる通り、当時の浜辺美波はまだまだ駆け出しの俳優(子役)でした。その後の大躍進はご存知の通りで、今となっては14歳当時の「まれ」への出演は大変貴重なものになっています。
東京出身のレギュラー出演陣と「逆転現象」
「まれ」では、能登で(生まれ)育った若者を演じる土屋太鳳、清水富美加、門脇麦、山﨑賢人、高畑裕太がいずれも東京都の出身であり、「東京出身」の中学生・麻美を演じる浜辺美波が逆に石川県出身であるという「逆転現象」が起きています。
東京出身の主要出演陣が能登弁のセリフ回しに苦労し、逆に石川出身の浜辺美波が東京の言葉を使う…。なんだか面白い現象ですね。
北陸出身らしく色白で透き通った存在感を見せる浜辺美波が、東京出身の女の子・麻美をどう演じるのか注目されます。