朝ドラ「なつぞら」TEAM NACSメンバー安田顕、音尾琢真、戸次重幸らが出演

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十勝地方が舞台となるNHK連続テレビ小説「なつぞら」に、地元・北海道が生んだ人気俳優ユニット「TEAM NACS(チームナックス)」のメンバー全員が登場したことが話題になっています。

この記事では、TEAM NACSのメンバーが演じる役柄などをまとめます。全員が北海道に縁の深い役柄で出演をしています。※各メンバーの年齢はドラマ放送時のものとなっています。

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安田顕(やすだ・けん)=菓子屋「雪月」店主・小畑雪之助役

帯広で父の代から続く菓子店「雪月」を受け継ぐ二代目・小畑雪之助役。

戦後の混乱期には砂糖が統制品になるなどお菓子作りそのものが危機に陥りますが、砂糖大根(ビート)を使ったアイディア商品を生み出して窮地を乗り切るなど、アイディアマンとして店を切り盛りしていきます。

もともとは和菓子店として始まった「雪月」ですが、雪之助は柴田牧場のバターや牛乳を生かした創作菓子を生み出していき、やがて「雪月」を北海道有数の製菓メーカーへと発展させていくことになります。

息子・雪次郎(山田裕貴)は日本一の菓子職人になるべく修行のため、なつと一緒に上京することになりますが、果たして「雪月」の未来は…?

【なつぞら】「雪月」は「六花亭」がモデルか 北海道を代表する製菓メーカーに

▼「水曜どうでしょう」でonちゃんの中の人、ならびに「チームびっくり人間」の主力として天然ぶりを見せていた安田顕(45歳)。映画「小川町セレナーデ」「龍三と七人の子分たち」「俳優・亀岡拓次(主演)」「愛しのアイリーン(主演)」、テレビドラマ「下町ロケットシリーズ」(TBS)、「嘘の戦争」(関西テレビ)など、今や人気作に次々と出演する全国区の俳優になっています。NHK朝ドラは、2008年の「瞳」以来の出演。

音尾琢真(おとお・たくま)=柴田牧場従業員・戸村菊介役

戸村菊介は、柴田牧場で泰樹(草刈正雄)の右腕として働く従業員・戸村悠吉(小林隆)の息子。父とともに牧場で働いています。なつにとって菊介は何でも話せる気さくな親戚のおじさんのような人であり、酪農の先生でもあります。物語のスタート時、菊介は28歳という設定。

菊介はいつかは独立して自分の牧場を経営したいと考えているようですが、同時にお世話になっている柴田牧場を大きくしていく夢にも魅力を感じています。

菊介はやがて、柴田牧場の跡継ぎと目されている照男(清原翔)の後見人となり、柴田牧場の発展に大きく貢献していくことになります。

▼TEAM NACS最年少(43歳)ながら、年齢とともにグングンといかつさが増し、今や個性派俳優として引く手数多の音尾琢真。テレビドラマ「とんび」(TBS版)、「斉藤さん2」(日本テレビ)、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演したほか、「陸王」(TBS)で演じた城戸監督役でも持ち前の眼力を活かして迫力満点の演技を見せています。画像は柴田牧場の次女・夕見子役を演じる福地桃子との一枚。

▼音尾琢真が出演した「水曜どうでしょう・釣りバカ対決!わかさぎ釣り2」収録分のDVD。

戸次重幸(とつぎ・しげゆき)=天陽の父・山田正治役

戦争で家屋を失い、戦後に東京から十勝へと入植してきた山田一家。意を決して移住をしてみたものの政府からあてがわれた土地は荒地で、農業経験を持ち合わせていなかった正治は開墾に難航しました。

極貧状態に陥った山田家の家計を支えるため、正治は郵便配達をして生活費を稼ぐなど、苦労を重ねています。こうした家の事情もあり、絵の才能を持っていた息子・天陽(吉沢亮)は進学せずに農業を手伝い、その合間に絵を描く生活を送っています。

東京から入植した山田家は、同じく東京出身のなつにとって貴重な存在となっていきそうです。

▼「TEAM NACS」の中で一番都会的でシャープな雰囲気を漂わせる戸次重幸(45歳)。テレビドラマ「33分探偵」(フジテレビ)、「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」(関西テレビ)、「グッド・ドクター」(フジテレビ)といった人気作に出演しているほか、自身が主演を務めたテレビ東京系ドラマ「昼のセント酒」では、銭湯シーンで「毎回お尻を出す」という文字通り体を張った演技を披露。同ドラマに熱烈なファンを生み出しています。(追記)2022年の朝ドラ「ちむどんどん」でも民俗学者・青柳史彦役を好演。

森崎博之(もりさき・ひろゆき)=十勝支庁の支庁長・大清水洋役

8月7日の第111回には、TEAM NACSのリーダー・森崎博之が登場しました。

森崎博之が演じるのは、十勝支庁の支庁長・大清水洋(おおしみず・ひろし)役。十勝協同乳業を立ち上げ、酪農家のための工場建設を決議した十勝の各農協組合長と酪農家たちは、工場建設の申請書を手に十勝支庁室を訪ねます。

そこで待っていた十勝支庁長・大清水洋に申請書を渡した菊介ら酪農家たちは、「それでも道産子か!」などと今回の国のやり方を猛抗議をしますが、それを聞いた大清水は「わたしだって道産子だわー!何を言ってるんだ!この十勝を、北海道を思う気持ちはあなた方にも負けない!」と北海道愛を熱く語っています。

大清水は、「ここまで騒ぎを大きくされては、リーダーであるわたしが矢面に立つしかないでしょう」などとさりげなく「リーダーアピール」も見せており、TEAM NACSファンにとってたまらないシーンとなりました。

なお、このシーンでは菊介役の音尾琢真、正治役の戸次重幸との共演が実現しましたが、残念ながら雪月の旦那・雪之助役の安田顕は不在でした。

▶森崎博之はTEAM NACSのリーダーであり、近年はTBSドラマ「下町ロケット」に研究者役で出演するなど俳優として活躍中。

大泉洋(おおいずみ・よう)=ミルコス社長・松武博

最終週(9月25日)にミルコス食品工業社長・松武博役で出演。

ミルコス食品工業は、アニメ「大草原の少女ソラ」の番組スポンサー(一社提供)。番組の成功をねぎらって社長がマコプロを訪ねています。この松武博は北海道の開拓者を祖父に持ち、ミルコス食品工業もその開拓者精神を受け継いだ父が創業させたとのこと。

TEAM NACSのトリを飾るにふさわしい、北海道に縁のある役柄となりました。

【なつぞら】「ミルコスまんが広場」モデルは「カルピスまんが劇場」か

大泉洋は、2015年に朝ドラ「まれ」にヒロインの父親役としてレギュラー出演して以来の朝ドラ登場。「(なつぞらに)ほかのメンバーが出ているのをうらやましく見ており、『もう出られないのかな…』と半ば諦めていた」とのことですが、主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS)の放送も終了し、ついに「なつぞら」への出演が実現しました。

これでTEAM NACSのメンバー5人全員が「なつぞら」に出演したことになります。

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