「らんまん」万太郎の姉・槙野綾(佐久間由衣) モデルは牧野富太郎のいとこ・猶(なお)か

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NHK連続テレビ小説「らんまん」に登場する主人公の姉・槙野綾(まきの・あや)についてまとめます。

この槙野綾にモデルとなる人物がいるのか、主人公のモデル・牧野富太郎に兄弟はいたのかなども、あわせてまとめます。

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目次

しっかり者の姉・綾 少々複雑な生い立ち

主人公の槙野万太郎(神木隆之介)は、姉・綾(佐久間由衣)との二人姉弟。万太郎は早くに父を亡くし、6歳の時に母のヒサ(広末涼子)も病気で亡くすと、祖母のタキ(松坂慶子)によって大切に育てられていきます。

※綾の幼少期(第1週)は子役の太田結乃、少女期(第2週)は子役の高橋真彩、大人になった綾は佐久間由衣が演じます。

綾は気が強いしっかり者で、時に母親のように弟の万太郎のことを心配し、見守っていきます。

槙野家は江戸時代から続く酒造業「峰屋」を営んでいますが、万太郎が植物研究や学問に夢中になり家業には目もくれない青年に成長していくため、責任感の強い綾が槙野家の行く末を気にかけることが増えていきそうです。

綾は幼少期に酒蔵に迷い込んだことがキッカケとなり、やがて酒造りの世界に魅了され、自分でお酒を作ってみたいという夢を抱いていきます。

しかし綾は、女であるという理由で酒蔵に入ることすら許されません。弟の万太郎も名家の当主という宿命ゆえに自由な人生を生きられず苦悩しており、姉弟は似たような苦しみ(自由に生きることへの渇望)を共有していくことになります。

【追記】
第1週から綾の生い立ちが複雑であることが示唆されていましたが、第14回でその素性が明かされています。それによれば、綾はコロリ(コレラ)で亡くなったタキの娘(万太郎の父の姉または妹)が産んだ忘れ形見で、万太郎の従姉(いとこ)にあたる人物。

綾の父も同時期にコロリで亡くなっており、本家の存続を考えたタキが娘の嫁ぎ先から綾を引き取り、ヒサの子、万太郎の姉として育てたとのことです。

竹雄と結婚 峰屋を継ぐが…

やがて祖母のタキや職人たちの了承を得て、峰屋の後継者となった綾。自らの酒作りを追い求めて奮闘する綾ですが、女であること、保守的な世界であることもありなかなか思い通りに酒造りができません。

そんな中、幼少期から綾に思いを寄せていた竹雄が綾に求婚。紆余曲折の末に結ばれた二人は、二人三脚で峰屋を切り盛りしていきます。税金の取り立ても厳しくなっていたある年、酒蔵としては致命的な腐造を出してしまい…。

主人公モデル・牧野富太郎は一人っ子 いとこの猶という女性がモデル?

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主人公・槙野万太郎は「日本の植物学の父」と呼ばれる偉人・牧野富太郎(まきの・とみたろう)がモデルになっています。富太郎は一人っ子でしたが、いとこに「猶(なお)」という女性がおり、この人物が槙野綾のモデルである可能性があります。

※「はじめて読む科学者の伝記 牧野富太郎」(汐文社)という伝記にいとこの猶が登場しています。この猶という人物は牧野富太郎の許嫁だったともされ、坂本龍馬の姉・坂本乙女とも従姉妹の関係にあったとか。

【追記】牧野富太郎は20歳の頃、3歳下だったという猶と結婚をしていたそうです。しかし富太郎は上京後に当時14歳だった壽衛子を気に入ってしまい猛アタック。既婚者でありながら壽衛子と同棲生活を開始した上に壽衛子を妊娠させ、結局壽衛子と夫婦になっています。このあたりは現代の感覚だとマズすぎるので、ドラマでは万太郎と寿恵子は3歳差の夫婦の純愛物語として描かれています。

牧野富太郎は、幕末の土佐・佐川町の裕福な商家(酒造、小間物屋など)「岸屋」の一人息子として生まれています。

富太郎は、祖母・浪子が行かせてくれた学校で植物学に目覚め、やがて上京。家の財産を食いつぶしながら植物学の世界に没頭していきます。上京の費用や生活費、書籍代、植物採集の旅行代、出版費など、富太郎はことあるごとに郷里の実家からお金を取り寄せ、思うままに研究活動を続けていました。

家業の「岸屋」はといえば祖母や番頭に任せっきり。その祖母も富太郎の上京後(富太郎25歳の時)に亡くなってしまいます。その後の「岸屋」の経営は和之助という番頭と、いとこの猶に任せっきりだったようです。

祖母の死から4年後には家の財政状況が悪化したため(富太郎が好き勝手に財産を食いつぶしたせい。いとこの猶からもう金を送るのは無理だという手紙が届く)、富太郎は一度郷里に帰り、家の財産整理を行っています。

「はじめて読む科学者の伝記 牧野富太郎(汐文社)」によると、この財産整理の際、富太郎は「岸屋」を任せていた番頭・和之助に対し自分の行動が「岸屋」の経営を追い詰めたことを謝罪するとともに、「岸屋はお前にあげよう。いとこの猶と一緒になって、岸屋をやっていってもらえんだろうか」と打診をしています。

これにより富太郎は岸屋を整理して手放すと、以降は実家の財力を頼れなくなり、妻となっていた壽衛子とともに激しい貧乏生活・借金漬けの生活に突入していきます。

以下、一部ネタバレを含みますのでご注意を。

【一部ネタバレ】

この番頭の和之助と猶の結婚エピソードが、「らんまん」に登場する竹雄と綾の恋愛エピソードに転用されている可能性があります。

※志尊淳が演じる竹雄は、「岸屋」の番頭・佐枝竹蔵の息子で牧野富太郎の初上京などにも同行した佐枝熊吉がモデルの一人と考えられますが、富太郎から岸屋を任された番頭・和之助(竹蔵の後任の番頭)の要素もミックスされていそうです。

俳優・佐久間由衣 「ひよっこ」時子役でブレイク

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万太郎の姉・綾を演じるのは、神奈川県横須賀市出身の27歳の俳優・佐久間由衣(さくま・ゆい)です。

ファッション雑誌「ViVi」の専属モデルなどとして活躍した後、俳優業にも進出した佐久間由衣。

2014年に映画「人狼ゲーム ビーストサイド」で俳優デビューすると、翌年のフジテレビ系ドラマ「トランジットガールズ」では伊藤沙莉とダブル主演。両親の再婚により義理の姉妹となった女子高生(伊藤沙莉)と秘密の関係を結ぶカメラマン役を好演しています。※その後、伊藤沙莉とは朝ドラ「ひよっこ」で再共演していますね。

2017年にはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインの親友・助川時子役に大抜擢。主演の有村架純、助演の伊藤沙莉、松本穂香、泉澤祐希ら多くの若手俳優が飛躍したこの作品で、佐久間由衣も俳優としての評価を大きくあげています。

以降、ドラマ「埼玉発地域ドラマ 越谷サイコー」(2018年・NHK BSプレミアム・主演)、「チア☆ダン」(2018年・TBS系)、「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」(2019年・日本テレビ系)、「ひきこもり先生」(2021年・NHK)、「彼女はキレイだった」(2021年・関西テレビ)、「最愛」(2021年・TBS系)、「おいハンサム!!」(2022年・東海テレビ)、映画「“隠れビッチ”やってました。」(2019年・主演・第32回東京国際映画祭で東京ジェムストーン賞受賞)、「君は永遠にそいつらより若い」(2021年・主演)など人気作品に次々出演。人気若手女優としての地位を確立しています。

2023年の元旦には俳優の綾野剛と結婚していたことが発表されるなど、公私ともに充実した日々を送っているようです。

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