「らんまん」大畑印刷所の主人・大畑義平(奥田瑛二) モデルは太田義二 牧野富太郎の恋のキューピッド

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NHK連続テレビ小説「らんまん」に登場する大畑印刷所の主人・大畑義平(おおはた・ぎへい)についてまとめます。大畑義平は万太郎の恋を後押しする重要な役割を演じることになります。

牧野富太郎・壽衛子夫妻の結婚を後押しした印刷所の主人・太田義二がモデルになっていると考えられますので、その人物像なども簡単にまとめます。

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目次

万太郎が弟子入り 大畑印刷所の主人・大畑義平

上京して東京大学の植物学教室に出入りするようになった万太郎(神木隆之介)は、やがて植物学教室で出会った学生・藤丸(前原瑞樹)と波多野(前原滉)とともに植物学の雑誌を作ることになります。

植物学教室の田邊教授(要潤)から発刊の許可をもらった万太郎は、さっそく雑誌づくりへと走り出し始めます。すべて手作りとなる雑誌の製作にあたり執筆や編集とともに必要となってくるのが、自らの手で図版を美しく印刷する石版印刷の技術でした。

さっそく万太郎は神田にある大畑印刷所に飛び込むと、店主の大畑義平(奥田瑛二)に頼み込み、授業料を払うからここで働かせて欲しいと頼み込みます。義平と妻のイチ(鶴田真由)は突然の頼みに驚きますが、万太郎の熱意を受けて了承。万太郎は昼は大学に入り浸り、夕方6時から12時までは印刷所で仕事を覚えるというハードな日々を過ごすことになります。

やがて万太郎の植物学への情熱に魅了されていくことになる義平。万太郎も義平とイチのことを信頼していくようで、近所の菓子屋で働く憧れの女性・西村寿恵子(浜辺美波)との仲を取り持つことを二人に依頼することになります。

元江戸の火消しで血の気の多い義平は、万太郎からの頼みを意気に感じ、紋付袴姿の正装で寿恵子の店を訪ねて…。

▼愛知県出身の73歳の俳優・奥田瑛二(おくだ・えいじ)。エッセイストで妻の安藤和津との間に二人の娘・安藤桃子(映画監督)、安藤サクラ(俳優)がいる。NHK朝ドラ「ひまわり」「どんど晴れ」に出演したほか、次女の安藤サクラがヒロインを演じた2018年の朝ドラ「まんぷく」にも出演。大河ドラマ「独眼竜政宗」「八重の桜」「花燃ゆ」などNHKドラマにも多数出演する名優。

富太郎の恩人・太田義二がモデル

▼読みやすい牧野富太郎の子供向け伝記。いろいろと牧野富太郎関連の本を読みましたが、小説仕立てで書かれたこの本がドラマのベースになっているのでは?という感じもします。

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この大畑義平という人物は、主人公のモデル・牧野富太郎がお世話になった神田の印刷所の主人・太田義二(おおた・よしじ)がモデルになっています。

植物学を志して上京し、東京大学の植物学教室に出入りするようになった富太郎は、そこで出会った学生とともに学会の機関誌という位置づけとなる「植物学雑誌」を創刊。やがて富太郎は、植物の研究に不可欠なデータベースとなる「植物志(植物誌)」の作成・出版を生涯の仕事にしようと考え始めます。

いくら実家が裕福で資金があるといっても、この一大事業に掛かるお金は莫大。そこで富太郎は少しでも資金を節約するため、そしていずれ土佐に帰ってゆっくりと「植物志」の編集や出版を行うため(当時の土佐には石版印刷屋がなかった)、自らが石版印刷の技術を習得すべきという考えに至っています。富太郎の美しい植物画を印刷するためにも、石版印刷の確かな技術が必要だったことでしょう。

※結局、出版にはなにかと東京が便利であり、郷里にも嫌気が差したという理由により、富太郎は東京でこの一大事業を行っています。

そこで富太郎が飛び込んだのが、神田錦町にあった石版印刷所でした。富太郎は店主の太田義二に対し、給金はいらないので職人見習いとして働かせて欲しいと直訴しています。太田義二は突然の申し出に驚きつつも、富太郎の植物学への熱意に感心し、これを受け入れています。

昼は大学に通って植物画を描いて出版の準備をし、夜は印刷所で働く…。富太郎は若さに任せ、一年間に渡り多忙な生活を送っています。

太田義二が富太郎と壽衛子のキューピッドに

この当時、富太郎にはある「想い人」がいました。

麹町三番町に部屋を間借りしていた富太郎は、甘党だったこともあり、本郷の東京帝大に向かう途中にあった小さな菓子屋「小沢」でお菓子を買うことが楽しみでした。いつしか富太郎は、この「小沢」の店先に時々立っていた気品ある美しい娘・小沢壽衛子(すえこ)に恋をしていたようです。

なんとか彼女と仲良くなりたいと考えた富太郎は、世話になったいた印刷所の主人・太田義二に相談をしています。

太田義二は壽衛子の母親(※夫と死別し菓子屋を営みながら子供を育てたシングルマザー)と知り合いだったのでしょうか、よしわかった、と母親に話を通してくれたようです。

もともと壽衛子のほうも足繁く店に通ってくる気前のいい青年・富太郎に好感をもっていたようで、話はトントン拍子に進んで結婚。富太郎と壽衛子は根岸に新居を構えて新婚生活を開始してます。

「らんまん」では富太郎と寿恵子の恋の成就までにかなりの紆余曲折が発生しそうですが、最終的には印刷屋の主人・大畑義平がナイスアシストを見せてくれるものと予想します。

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