「青天を衝け」渋沢喜作(成一郎) 俳優・高良健吾が演じる

NHK大河ドラマ「青天を衝け」に登場する渋沢栄一の従兄・渋沢喜作(成一郎)についてまとめます。

渋沢喜作を演じるのは、大河ドラマ「花燃ゆ」で尊皇攘夷の志士・高杉晋作役を演じた俳優・高良健吾です。

「新屋敷」の長男 栄一の従兄

渋沢喜作(しぶさわ・きさく)は、天保9年(1838年)に武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市血洗島)の農民・渋沢文左衛門(文平)の長男として生まれています。

生家は当時の血洗島村に17軒ほどあった渋沢一族のひとつ「新屋敷」。父の文左衛門と渋沢栄一の父・市郎右衛門、それに尾高惇忠の母・尾高やへはきょうだい同士(渋沢一族「東の家」生まれ)であり、喜作、栄一、それに尾高家の惇忠、千代、長七郎らは従兄弟同士ということになります。

▼高良健吾(こうら・けんご)は、熊本市出身の33歳の俳優。映画「蛇にピアス」で全身入れ墨・顔ピアス男を演じ話題になったほか、主演映画「横道世之介」では第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」で長州藩の尊皇攘夷の志士・高杉晋作役を鮮烈に演じたことも記憶に新しい。

 
 
 

 

 

 
 
 
 
 

 

 
 

 

 
 
 

 

 

 
 

 

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攘夷思想にのめり込む青春時代

少年時代から2歳年下の従弟・栄一とは共に遊び学ぶ間柄であり、親友だったという喜作。

やがて従兄の尾高惇忠(新五郎)の尊皇攘夷思想が栄一に伝えられると喜作もこれに影響を受け、惇忠、栄一、喜作らは討幕計画(高崎城乗っ取り、横浜外国人居留地焼き討ちなどを計画)に没頭。喜作は栄一とともに江戸遊学を実行するなど、「革命」に向けてかなり前のめりな青春時代を過ごしています。

徳川慶喜に仕える

結局一連の討幕計画は、従兄弟・尾高長七郎の決死の説得もあり中止に。いよいよ幕府からも疑いをかけられるようになった二人でしたが、その熱情を惜しく思った一橋家の家老・平岡円四郎一橋慶喜への仕官を打診すると、悩んだ後に二人は一橋慶喜に仕えることになります。

やがて一橋慶喜が将軍になると、喜作は江戸幕府の役職のひとつ・奥右筆に就任。討幕を目指していたはずの喜作ですが、運命の悪戯により幕府側の要職に就くことになります。

戊辰戦争、飯能戦争などを戦う

幕末には幕府側で戊辰戦争「鳥羽・伏見の戦い」に参戦。

将軍・慶喜を警護する「彰義隊(しょうぎたい)」を結成して頭取になると、同隊脱退後は有志を集めた「振武軍」を結成。官軍(新政府軍)を相手に飯能戦争、箱館戦争を惇忠らと戦いました(負け戦となり喜作は軍を脱走、潜伏の末に出頭。東京の軍務官糾問所に投獄)。

維新後は経済人として活躍

維新後は赦免され、栄一の紹介で大蔵省に入省。養蚕製糸事業調査のための洋行を経験し帰国後に退職すると、江戸時代からの豪商・小野組を経て、自らのビジネスを手掛ける渋沢商店を立ち上げるに至ります(明治8年)。

喜作は栄一とともに混乱していた米穀物流の再編を手掛け、廻米問屋の事業を営んだほか、生糸の輸出貿易や委託販売も行いました。ほかにも栄一らが設立した東京商工会議所に発起人として参加したり(明治11年)、深川正米市場の初代総行事となるなど(明治19年)、商業の世界で活躍を見せていきます。

また、東京人造肥料会社設立に際しては栄一とともに設立委員に就任(明治20年)。北海道製麻株式会社設立にも関わったほか(明治27年)、栄一とともに十勝開墾合資会社設立を設立し初代社長に就任(明治30年)。幼馴染みの栄一と生涯に渡り「相棒」としてタッグを組み、多くの偉業を成し遂げていきます。

「青天を衝け」における喜作の人物設定は、直情的で情に厚い男。弁が立つ知性派の栄一とは違う個性を持ち、お互いの足りない部分を補い合う関係性を築いていきそうです。

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