朝ドラ「エール」古山裕一のモデル・古関裕而の代表曲まとめ

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NHK連続テレビ小説「エール」主人公・古山裕一のモデルである作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)の代表曲を年代を追ってまとめます。

「船頭可愛や」「六甲おろし」「栄冠は君に輝く」「長崎の鐘」「闘魂こめて」など、誰もが知っている曲を手掛けています。

「紺碧の空/早稲田大学応援歌」(1931年)

▼この記事で紹介する「紺碧の空」「船頭可愛や」「露営の歌」「栄冠は君に輝く」「長崎の鐘」「君の名は」はじめ、古関裕而の不朽の名曲を網羅した古関裕而大全集。Amazon ページ上で視聴ができます。

昭和6年(1931年)作。盟友である歌手・伊藤久男(ドラマでは佐藤久志として登場)の従兄弟が早稲田大学応援団の幹部だったことが縁となり、作曲依頼を受けた曲。ライバル・慶応義塾大学の応援歌「若き血」に対抗すべく新応援歌として作られ、早稲田大学の青春の譜として現在まで歌い継がれている。

当時の古関裕而は日本コロンビアの専属作曲家となっていたものの仕事の依頼はなく、悶々とした日々の中を送っていた。

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「船頭可愛や」(1935年)…歌・音丸、三浦環

古関裕而が26歳の時に発表した初めてのヒット曲。作詞は「酒は涙か溜息か」で知られる高橋掬太郎(ドラマでは高梨一太郎として登場)、歌は下駄屋の奥さんから転身した異色の歌手・音丸(ドラマでは藤丸として登場)。

音丸が歌う「船頭可愛や」をいたく気に入った世界的オペラ歌手・三浦環(ドラマでは双浦環として登場)も、自らの希望で「船頭可愛や」を歌っている(日本コロンビア・青盤レコードとして発売)。

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▼音丸の貴重な音源「船頭可愛や」。

 

「大阪タイガースの歌/六甲おろし」(1936年)

「六甲颪に颯爽と〜」の歌詞でお馴染みの球団歌「阪神タイガースの歌(六甲おろし)」。詩人、作詞家として活躍した佐藤惣之助が詞を手掛けた。

1935年(昭和10年)の大阪タイガース(現・阪神タイガース)創設に合わせて「大阪タイガースの歌」として曲が作られた。NPBに現存する球団歌としては最古のものとなる。

なお、古関裕而は1939年に「巨人軍の歌(野球の王者)」、1963年に「巨人軍の歌(闘魂こめて)」を作曲している。

「露營の歌」(1937年)…歌・伊藤久男ほか

1937年(昭和12年)発売。「勝ってくるぞと勇ましく〜」の歌詞で知られる軍歌で、古関裕而が多数手掛けた軍歌の中でも代表的な曲。「毎日新聞」が戦意高揚のために募集し選ばれた歌詞を見て感銘を受けた古関裕而が、自主的に作曲したとされる。作詞は京都市役所に勤めていた薮内喜一郎氏。

自らの歌に激励され多くの若者たちが戦地へと向かったという事実に対し、古関裕而は後年、自責の念を持つことになる。

「暁に祈る」(1940年)…歌・伊藤久男

1940年(昭和15年)に封切となった松竹大船映画「暁に祈る」の主題歌で、戦地に向かう兵士たちに歌われ、ヒット曲となった。古関裕而が多数手掛けた「戦時歌謡」の中でも代表的な曲。

映画は軍馬を軸に前線の兵士たちと銃後の妻を描くといった内容であり、陸軍省・馬政課肝煎りの作品。主題歌「暁に祈る」の歌詞にも、戦時の兵士たちの望郷の念などが色濃く描写されている。

福島同郷の盟友・古関裕而(作曲)、野村俊夫(作詞)、伊藤久男(歌)のトリオによる作品で、「エール」でも古山裕一、村野鉄男、佐藤久志の合作として登場。

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「とんがり帽子」(1947年)…歌・川田正子

1947年(昭和22年)に放送が開始された菊田一夫作のNHKドラマ「鐘の鳴る丘」(後に映画化)の主題歌。歌は童謡歌手・川田正子。

1948年の選抜高校野球の入場行進曲になったほか、古関裕而の母校・福島県立福島商業高等学校の応援歌としても使われている名曲。戦前に量産された戦時歌謡、軍歌とはうって変わり、古関裕而らしい軽やかな楽曲。

「栄冠は君に輝く」(1948年)…歌・伊藤久男

夏の甲子園(夏の全国高等学校野球選手権大会)の大会歌(行進曲)として、今も日本人の心を掴んで離さない名曲「栄冠は君に輝く」。歌は福島の盟友・伊藤久男、作詞は公募により石川県の文筆家・加賀大介のものが選ばれた。

1948年の学制改定に伴い「全国中等学校優勝野球大会」が「全国高等学校野球選手権大会」に改称されることにあわせて作られた。

「スポーツショー行進曲(NHKスポーツ放送テーマ)」(1949年)

NHKのプロ野球、高校野球などのスポーツ中継番組のオープニングで流れる、おなじみの曲。

「長崎の鐘」(1949年)…歌・藤山一郎

長崎医科大学(現・長崎大学医学部)の助教授だった永井隆が被爆体験をもとに書いた随筆「長崎の鐘」をモチーフとし、サトウハチロー作詞・古関裕而作曲により作られた歌謡曲。藤山一郎(ドラマでは山藤太郎として登場)が格調高く歌い、大ヒットとなった。

歌詞内容は、被爆地・長崎だけではなく、敗戦により大きな傷を受けていた日本全国に向けて書かれた鎮魂歌となっている。

「エール」第1回放送では、東京五輪開会式を目前に怖気づく裕一に対し、長崎の出身の警備員(萩原聖人)が「生きる希望を与えてくれたのは先生の長崎の鐘です!」と激励するシーンが描かれている。

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「イヨマンテの夜」(1949年)…歌・伊藤久男

NHKラジオドラマ「鐘の鳴る丘」劇中に登場する「山男」が「アーアー」と口ずさむメロディを古関裕而、菊田一夫が気に入り、作品・レコード化した曲。「イヨマンテ」はアイヌ語で「送り儀式」を意味し、アイヌの人々をテーマとした曲として知られる。

「アーホイヨー」という雄叫びのような歌い出し、難解なリズムを歌手・伊藤久男が朗々と歌い上げる。非常に難易度の高い曲であり、声楽家の秋川雅史 、錦織健ら実力者がカヴァーをしている。

「君の名は」(1953年)…歌・織井茂子

後に映画化、テレビドラマ化されるなど大ヒットとなったNHKラジオドラマ「君の名は」(1952年〜)の主題歌。作詞は菊田一夫、ラジオ放送時の歌は高柳二葉。後に織井茂子によって映画版とレコード版が歌われている。

当時のラジオドラマは生放送だったため、劇中BGMを古関裕而がハモンドオルガンで即興演奏していたというエピソードが残っている。また、映画版「君の名は」(1953年〜。三部作)の音楽も古関裕而が担当し、菊田一夫(作詞)とのコンビで劇中歌「君いとしき人よ」「黒百合の歌」「数寄屋橋エレジー」なども作られている。

「モスラの歌」(1961年)…歌・ ザ・ピーナッツ

大ヒット怪獣映画「モスラ」(1963年)の劇中歌「モスラの歌」(小美人がモスラを呼び出すために歌う歌)。「モスラヤ モスラ ドゥンガン カサクヤン」という謎の歌詞でおなじみ。

映画劇中に登場する架空の妖精「小美人」を演じたザ・ピーナッツ(伊藤エミ・伊藤ユミ)が「モスラの歌(オリジナルヴァージョン)」を歌っている。

「巨人軍の歌/闘魂こめて」(1963年)

阪神タイガース「六甲おろし」(1936年)から遅れること27年。読売ジャイアンツ(巨人)の球団歌として愛される「闘魂こめて」(三代目・巨人軍の歌)もまた、古関裕而によって作曲されている。作詞は椿三平。※古関裕而は1939年に初代の「巨人軍の歌」となる「野球の王者」という曲も作っている。

「闘魂こめて」は東京ドームのお膝元・JR水道橋駅ホームの発車メロディとして流れるなど、現在も球団歌として愛される不朽の名曲。

「オリンピック・マーチ」(1964年)

1964年の東京オリンピック・開会式の選手団入場の行進曲として作曲された「オリンピック・マーチ」。1分間120の行進速度でコーダは「君が代」の旋律で結ばれている。

「エール」第1回放送では、裕一が作曲した「オリンピック・マーチ」がいよいよ東京オリンピックの開会式で流れる直前のシーンが登場。恐らく最終回へとつながるシーンと考えられます。

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