NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に登場するイタリア料理店のオーナー・大城房子の人物像についてまとめます。厳しい仕事ぶりを見せる大城房子ですが、暢子との思わぬ「縁」が発覚していきます。
大城房子を演じるのは、大物女優の原田美枝子(はらだ・みえこ)です。
暢子が働く「アッラ・フォンターナ」オーナー 大城房子
上京した暢子は、鶴見の沖縄県人会長・平良三郎(片岡鶴太郎)の仲介により、東京のイタリア料理店「アッラ・フォンターナ」で働くことになります。
大城房子は、この「アッラ・フォンターナ」に君臨する絶対的オーナー。料理人修行を開始した暢子の前に立ちはだかり、暢子に様々な試練を与えていきます。
房子は横浜で生まれ育った「沖縄二世」だそうで、戦後の闇市の時代を生き抜き、イタリア修行を経て銀座にレストランを構えたという叩き上げの人。着物をパリッと着こなして店に立つ房子の姿は、苦労や孤独をいとわずに懸命に生きてきた矜持がうかがえます。
指示したことが出来なければ「クビ」だと言い放つなど、現在ではパワハラとも取られかねない房子の厳しい言動ですが、その裏には暢子への深い愛情があるようです。
やがて、房子が賢三の叔母、つまり暢子の大叔母にあたる親戚だったことが判明していきます。房子と賢三、そして平良三郎との間にどのような因縁、過去があったのか…。ドラマ前半の大きな謎の一つとなりそうです。
巨匠たちが認めた大物女優・原田美枝子
▼菅田将暉とは母子役でのW主演となる映画「百花」(2022年9月公開予定)。
大城房子を演じているのは、東京都豊島区出身の63歳の俳優・原田美枝子(はらだ・みえこ)です。
中学生の時に芸能事務所に所属し、俳優の道を歩み始めた原田美枝子。高校時代に映画「恋は緑の風の中」のヒロイン・松島雪子役でデビューすると、「大地の子守歌」「青春の殺人者」などの映画で主演を務め、10代でキネマ旬報主演女優賞などを受賞。大きな注目を集める存在になっています。
その後も黒澤明(「乱」「雨あがる」「夢」)、神代辰巳(「地獄」「ミスター・ミセス・ミス・ロンリー」「もどり川」)、実相寺昭雄(「帝都物語」)、深作欣二(「赤穂城断絶」「火宅の人」)、山田洋次(「息子」)ら多くの名監督からオファーを受けて数々の映画賞を受賞するなど、高い演技力が業界でも広く評価され、大女優への道を歩んでいます。
テレビドラマは「北の国から」シリーズで純と蛍が通う学校の「凉子先生」役で出演したほか、NHK大河ドラマ「太平記」(1991年)では阿野廉子役で出演。ほかにも「華麗なる一族」(2007年・TBS・万俵寧子役)、「坂の上の雲」(2009年〜・正岡八重役)、「新参者」(2010年・TBS・三井峯子役)、「透明なゆりかご」(2018年・NHK・榊実江役)、「俺の話は長い」(2019年・日本テレビ・岸辺房枝)など名作ドラマへの出演も多数。
NHK連続テレビ小説は1975年の「水色の時」で今泉恭子役を演じて以来の出演となります。2022年9月には菅田将暉とのW主演となる映画「百花」の公開も控えており、円熟味を増した演技力でますますの活躍が期待されています。
▼夫である石橋凌との間の次女・石橋静河は女優として活躍中です。朝ドラ「半分、青い。」では律の妻・萩尾より子役で出演したほか、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では静御前役で登場。菅田将暉演じる源義経が静御前の舞に見惚れる場面が描かれています(後に義経の妾に)。
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— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) April 28, 2022
大河ドラマ「#鎌倉殿の13人」トークライブ in 青森
5月14日(土)
開場:午後1時30分 開演:午後2時 終演予定:午後3時30分#静御前 役・ #石橋静河 さん
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