NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」ラスト3週(第24週〜26週。3月13日〜3月31日)の大まかなあらすじが見えてきましたので、ざっとまとめておきます。
最終回は舞が41歳、2027年(令和9年)のアフターコロナの世界が描かれそうです。
第24週(3月13日〜)「ばんばの歩み」あらすじ…娘・歩が誕生
結婚から1年ちょっとが過ぎた2016年(平成28年)。新会社「こんねくと」を軌道に乗せて30歳になっていた舞は、元気な女の子を出産します。
岩倉家と梅津家が喜びにわく中、舞と貴司は娘を「歩(あゆみ)」と命名。どんなことがあってもくじけず前に進むような人生を送ってほしい…。そんな願いが込められているようです。
親友の久留美にも転機が訪れます。ドクターヘリのフライトナースになるという決意をした久留美は、長崎総合医療病院の採用試験に見事合格。慣れ親しんだ東大阪の地を離れ、新しい人生を歩み始めることになります。
舞と貴司は久留美を自宅に呼び、新たな旅立ちを祝う送別会を開催します。少しの寂しさと未来への希望が交錯する送別会となりそうですが、そこに思いがけない「ある人物」が現れて…。
【補足】「ある人物」とは恐らく悠人のことでしょう。久留美の長崎行きにあたり、悠人と久留美の関係性に大きな進展があるかもしれません。
→【放送後追記】やはり送別会に現れたのは悠人でした。悠人は離れ離れになってしまう久留美に対し、実に悠人らしい言葉で交際の申込みをしています。
それから2年後の2018年(平成30年)。めぐみのもとに、五島で暮らす祥子ばんばが船で倒れたという知らせが届きます。
入院先の医師によれば祥子は軽い脳梗塞であり、すぐに退院は出来るが手足にしびれが残る可能性があり、今後は船乗りや一人暮らしはさせないようにとのこと。母が心配なめぐみは、祥子を東大阪に呼んで一緒に暮らしたいと考えますが、祥子は島を出たがりません。
岩倉家でも祥子を本当に迎え入れられるのかどうか、家族会議が行われ、その覚悟が問われることになります。
やがて東大阪への移住を決意し、祥子は五島を離れることになりますが、とつぜん始まった東大阪での新生活になかなか馴染めません。祥子は岩倉家でめぐみと舞に特製ジャムの作り方を伝授するなど、今の自分に出来ることを重ねていき…。
【補足】週タイトルが「ばんばの歩み」であることからも、祥子ばんばの老いと向き合う週になりそうです。すでに舞は32歳になっていますから、ばんばの年齢も80歳前後でしょうか。ずっと五島で暮らしてきた祥子が、慣れない東大阪での暮らしに順応出来るのか気になるところです。
第25週(3月20日〜)あらすじ…空飛ぶクルマの夢と出会う舞
浪速大学のサークル「なにわバードマン」の先輩だった刈谷(設計担当)、玉本(プロペラ班と設計担当)と久しぶりに再会した舞は、二人が「空飛ぶクルマ」をコンセプトとした電動小型飛行機の開発に取り組んでいることを知ります。
「空飛ぶクルマ」の斬新なコンセプトに衝撃を受けた舞は、二人の話を聞くうちに東大阪の町工場の技術がこのプロジェクトに活かせると確信。東大阪の町工場にとってこれが大きなチャンスになると直感し、開発への参画を考えるようになります。舞は「こんねくと」パートナーの御園に「空飛ぶクルマ」の可能性について熱く語りますが、御園は冷静に勝算を分析して…。
一方、歌人として短歌界で一目置かれる存在になっていた貴司は、再びスランプに悩む日々を迎えていました。担当編集者のリュー北條は3冊目となる貴司の歌集の出版を目論んでいましたが、貴司の筆は一向に進まず。貴司はリュー北條のプレッシャーを受けて、ますます苦悩を深めていくことになります。
【補足】ついに舞の「最終的な夢」の片鱗が見えてきました。NHKの事前予告で「仲間たちの力を集め、島を行き来できる電動小型飛行機を飛ばすこと」が舞の行き着く最終的な夢・目標であると公表されていましたので、刈谷、玉本が語る「空飛ぶクルマ」がその夢に向かうキッカケになっていきそうです。
びわ湖開きとトークショー、ご来場くださった皆様、ありがとうございました😊
— 高杉真宙【公式】 (@MahiroTakasugi_) March 4, 2023
びわ湖、無事に開くことができました🗝
貴重な経験をありがとうございました❗️#舞いあがれ!、いよいよ今月末までの放送となりました✈️
舞ちゃんと刈谷先輩はどのように再会するのでしょうか…⁉️
お楽しみに✨
(MG) pic.twitter.com/wuuM0ljamf
第26週=最終週(3月27日〜)あらすじ…新型コロナが流行
2020年(令和2年)の年明け。長らくスランプに苦しんでいた貴司は、原点に立ち返るためにある行動を起こすことになります。
それは、すべての詩の始まりとなった師匠・八木のおっちゃんに会いに行くこと。八木はデラシネを貴司に譲った後に紆余曲折あってパリに移り住んでいるとのことで、貴司は舞に見送られてパリへと旅立つことになります。
一方の舞は、刈谷と玉本が目指す「空飛ぶクルマ(電動小型飛行機)」の開発に本格的に携わるようになっていました。すでに開発は有人フライトのテスト段階まで来ており、製品の実現化に向けて開発は急ピッチで進んでいました。
そんな中、困難を極める開発の大きな味方になるであろう人材が仲間に加わることになります。
開発チームは試行錯誤の中で「空飛ぶクルマ」に関する膨大な実験データを得ていましたが、それらデータの処理や分析を行えないままでいました。舞はこのデータを処理するエキスパートとして、ある大学生に白羽の矢を立て、チームに呼び立てることになるのです。
【補足】数字やデータに抜群の強さを見せる大学生…。恐らく、舞が五島で出会った天才型小学生(当時)・森重朝陽がその人物ではないかと予想します。就職に頓挫した舞が五島で朝陽少年に出会ったのが2009年のことですから、11年後の2020年であれば、当時小学生(3年生くらい?)だった朝陽はちょうど大学生になっている計算になります。
強力な仲間も加わり、いよいよ実現化に向けて開発も最終段階に入っていた「空飛ぶクルマ」。
しかし、2020年の春先から起こった新型コロナウイルスの世界的流行により緊急事態宣言が発令されると、「空飛ぶクルマ」の開発もすべてストップしてしまいます。
御存知の通り、このパンデミックにより世界経済は低迷し、世界中の仕事や生活のあり方も一変。「空飛ぶクルマ」もビフォーコロナの世界で想定されていたようなニーズが見込めなくなる可能性があり、資金面なども含め、開発継続の是非が問われる展開となりそうです。
そして最終回は…ついに舞い上がる夢
そして、ついに迎える最終回(3月31日放送)。時は一気に7年が過ぎ、2027年(令和9年)へと飛ぶようです。
41歳になった舞は、ついに幾多の困難を乗り越えて完成した「空飛ぶクルマ」に乗り込むことになります(操縦席か?)。
生まれてはじめて飛行機に乗ったあの日から33年。「空飛ぶクルマ」は舞の万感の思いをのせて、ふわりと空へと舞い上がります。
「空、飛んでる…!」父・浩太から舞へと受け継がれた大きな夢は、ついに結実の日を迎えたのでした。
【補足】現在のところ、舞がパイロットとして「空飛ぶクルマ」に乗り込むのかどうかは不明です。この「空飛ぶクルマ」が舞の第二の故郷・五島の生活とどう結びつくのか、そして舞と貴司の娘・歩が「空飛ぶクルマ」にどんな反応を見せるのか…。そんなことを楽しみにしながら最終回を迎えられそうです。