NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に登場しているIWAKURAの若手職人・土屋景子についてまとめます。
土屋景子を演じているのは、2011年の朝ドラ「カーネーション」で主人公・糸子の少女時代を演じて大きな話題となった子役出身の俳優・二宮星(にのみや・あかり)です。
若手の職人・土屋景子 同年代の存在に舞も喜ぶ
社長の浩太(高橋克典)の事業拡大路線により、従業員も次々と増加していった株式会社IWAKURA。当初は笠巻(古舘寛治)と結城(葵揚)だけが働いていた工場にも、新しい従業員が次々に登場しています。
二宮星演じる若手職人・土屋景子(二宮星)が初登場したのは、12月27日放送の第62回のこと。父の浩太が胃潰瘍で入院したことをキッカケにIWAKURAを手伝うことになった舞(福原遥)は、浩太に連れられて工場を案内されると、そこで働く同年代の土屋景子に初対面をしています。舞は「女性の職人さんもいてはるんや」と嬉しそうな表情を見せています。
首にタオルを巻き汗まみれで仕事をしていた土屋ですが、機械が回らなくなって困っている様子。浩太が機械の様子を見ると内部にカスが詰まっていたようで、どうやら土屋のメンテナンス不足が故障の原因だったようです。浩太はまだ若い土屋に対し、「ええか、ええ仕事は機械の手入れから始まんねん」と得意の仕事論を論じています。
舞を助ける存在に?ネジが好きな土屋景子
初登場時は少し頼りない雰囲気を見せていた土屋景子ですが、次第に職人として成長を見せていきそうです。
第16週では浩太亡き後の会社を立て直そうと、めぐみ(永作博美)と舞が笠巻からネジの講習を受ける姿が描かれていきます。遠巻きに見ている従業員からは、素人同然のめぐみや舞に対し冷ややかな声があがりますが、土屋景子の反応は違いました。
土屋はネジが大好きであり、今後の自分のためにもと、笠巻の講習会に積極的に参加。社内で孤立気味だっためぐみと舞にとって、前向きに物事に取り組む土屋の存在は励みになりそうです。
今後、舞はIWAKURAの若きエースとして奮闘していくことが予想されますが、同年代の女性・土屋の存在が舞の助けになっていくかも知れません。
▼「カーネーション」の糸子役以来、11年ぶりの朝ドラ出演となる二宮星。ぷっくりとした可愛いほっぺたが特徴的だった糸子の面影がありますね。なお、身長は169cmと立派に成長をしています。
IWAKURAには、さまざまな世代の職人さんが働いています。こちらの若手職人さんは昨日、浩太さんに機械の手入れのアドバイスをもらっていました。#二宮星 さん。#カーネーション の小さい糸子ちゃんと、小さい直子ちゃん…覚えている方も多いのでは?😊#朝ドラ #舞いあがれ pic.twitter.com/TnOa0b5VQ9
— 朝ドラ「舞いあがれ!」 (@asadora_bk_nhk) December 28, 2022
「カーネーション」糸子役で脚光 子役出身の二宮星
土屋景子役を演じているのは、ドラマの地元である大阪市出身の20歳の俳優・二宮星(にのみや・あかり)です。主演の福原遥が24歳ですので、二宮星のほうが4歳年下ですね。
大阪にある芸能事務所「ドアー」に所属し、子役として早くから芸能活動を開始していた二宮星。2011年にほとんど実績もない状態でNHK朝ドラ「カーネーション」の主人公・小原糸子の少女時代役に抜擢されると、その可愛らしさと演技力で視聴者か大好評に。反響の大きさを受けて糸子の次女・直子役で物語後半で再出演するなど、「カーネーション」の大ヒットに大きく貢献しています。
その後、「一休さん」(2012年・フジテレビ系・ニセ一休さん役)、「浪花少年探偵団」(2012年・TBS系・上原美奈子役)、「ぼくの夏休み 第1部」(2012年・東海テレビ、フジテレビ系・主演 青山はる菜役)、「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(2012年・テレビ朝日系・五木田早紀役)、土曜ワイド「ドクター彦次郎」シリーズ(2015年〜・テレビ朝日系・大藪麻友役)、映画「呪報2405 ワタシが死ぬ理由 劇場版」(2013年・杉沢茜役)などに出演。
学業の優先などもあったのでしょうか、近年は俳優としての活動を少しセーブしていたようにも思えますが、「舞いあがれ!」で久々の地上波登場を果たしています。朝ドラは「カーネーション」以来11年ぶり。
なお、実弟の子役・二宮輝生(にのみや・ひかる)も朝ドラ「ごちそうさん」「あさが来た」「まんぷく」などに出演した子役として知られます。「ごちそうさん」では息子の西門活男役(幼少期)、「まんぷく」でも息子の立花源役(少年期)を演じていましたね。