「らんまん」みえの夫・笠崎太輔 演じる俳優・遠山俊也は朝ドラや大河ドラマでおなじみの名脇役

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NHK連続テレビ小説「らんまん」8月23日(水)の第103回放送では、寿恵子の叔父にあたる料亭の経営者・笠崎太輔が登場しています。

笠崎太輔を演じたのは、朝ドラ「ひよっこ」や大河ドラマ「青天を衝け」などの出演で知られる俳優・遠山俊也(とおやま・としや)です。

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みえの夫・笠崎太輔が初登場

寿恵子の叔母・笠崎みえ(宮澤エマ)の過去は詳しくは語られていませんが、姉のまつ(牧瀬里穂)とともに幼少期から置屋で鍛え上げられ、花柳界のど真ん中で育っているようです。

恐らくみえは持ち前の美貌もあって見初められたのでしょう、旧幕の時代から政財界の大物が集う新橋の人気料亭「巳佐登(みさと)」の主人・笠崎太輔(遠山俊也)と結婚し、「巳佐登」の女将として日々奮闘しています。

寿恵子にとって太輔は叔父にあたる人物。太輔は、お金に困ってみえを訪ねた姪っ子の寿恵子を温かく迎え入れ、寿恵子が「巳佐登」の仲居として働くことを快諾します。

太輔としても、かつて頂点に上り詰めた大物芸者「吉也」こと西村まつを母に持つ寿恵子は、店の話題作りにうってつけと考えたようです。

太輔は店で働く決意をした寿恵子に対し、「頑張りなさいよ。ここはね、ご縁を結ぶ場所だからね」「ここで出会った人間と何をなすか(が大事)」と激励。寿恵子はみえと太輔の導きもあり、未知の世界に足を踏み入れていくことになります。

名脇役・遠山俊也 

寿恵子の叔父・笠崎太輔役を演じているのは、新潟県新潟市出身の60歳の俳優・遠山俊也(とおやま・としや)です。

東洋大学を卒業した後、1986年に劇団「夢の遊眠社」(野田秀樹らが旗揚げ)に入団した遠山俊也。野田秀樹をはじめ上杉祥三、佐戸井けん太、田山涼成、段田安則、浅野和之、山下容莉枝ら名優が所属した同劇団で活躍を見せています。

1990年代からはテレビドラマにも次々と出演。1997年から始まったフジテレビ系人気ドラマ「踊る大捜査線」シリーズでは湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長の森下孝治役でレギュラー出演。他にも「地獄先生ぬ~べ~」「陸王」「SUITS/スーツ」「科捜研の女」など多数の人気ドラマに出演をしています。

NHKドラマへの出演歴も多く、「外事警察」「七つの会議」「隠密八百八町」「ラストマネー-愛の値段-」「犬神家の一族」などに出演しています。

「ひよっこ」「青天を衝け」にレギュラー出演

特に近年はNHK朝ドラ、大河ドラマで印象的な役柄を演じています。

2017年の朝ドラ「ひよっこ」で佐久間由衣演じるヒロインの親友 助川時子の父・助川正二役でレギュラー出演し、朴訥な田舎のおじさんキャラで人気になると、朝ドラ「エール」(2020年)では公募歌詞選考会の審査員・斎藤役、「おかえりモネ」(2021年)では東京国際海洋大学の教授・金子伸介役で単発出演をしています。

また、NHK大河ドラマ「いだてん」(2019年)で下宿屋の主人・清水亀次郎役、2021年「青天を衝け」では一橋家家臣・猪飼勝三郎役を演じています。猪飼勝三郎は徳川慶喜(一橋家)のもとで働き始めた主人公・渋沢栄一に何かと世話を焼く気の良い男という役柄であり、ドラマに温かみを与える貴重な存在でした。

「らんまん」が朝ドラ通算4作目の出演となる遠山俊也。特に「ひよっこ」出演以降はNHKから重宝される俳優になっている印象があり、今後もNHKドラマへの出演が見られそうです。

【豆知識】槙野綾役・佐久間由衣と「ひよっこ」つながり?

「巳佐登」のメンバーのうち、主人の笠崎太輔役を演じた遠山俊也、仲居頭のおマサ役を演じた原扶貴子はいずれも朝ドラ「ひよっこ」の出演者です。

遠山俊也は佐久間由衣が演じた助川時子の父・助川正二役で、原扶貴子は聖火リレーのトーチの試作品を作ってくれた化学の藤井先生役で「ひよっこ」に出演しており、いずれも時子役を演じた佐久間由衣(=「らんまん」槙野綾役)と繋がりがある人物でした。

「ひよっこ」では親子役を演じた遠山俊也と佐久間由衣ですが、今回の「らんまん」では遠い親戚の間柄を演じることになります(※槙野綾から見ると、笠崎太輔は弟の妻の叔父)。

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