「青天を衝け」小栗忠順(上野介)「明治の父」を武田真治が演じる

NHK大河ドラマ「青天を衝け」に登場する江戸幕府の勘定奉行・小栗忠順(おぐり・ただまさ)の人物像などをまとめます。

小栗忠順を演じるのは、「元祖フェミ男」俳優の武田真治です。

アメリカで最先端の近代社会を見学

小栗忠順(小栗上野介)は、明治維新による近代化政策に先駆けて、徳川幕府側で日本の近代化を突き動かした人物です。

江戸駿河台の旗本・小栗忠高の子として生まれ、少年期から学問、武術、砲術などを学んだ小栗忠順。17歳で登城し文武の才に注目が集まると、若くして両御番となっています。小栗忠順は早くから開国論に触れ、異国船の詰警備役の経験などを通して外国との積極的通商、造船所建設の必要性など、視野の広い考えを持つようになっています。

安政7年(1860年)に遣米使節目付(監察)として渡米し、現地で近代産業の発展に驚嘆すると、世界一周の旅を経て帰国。帰国後は幕府の勘定奉行として、幕府の財政建て直しなどに貢献していくことになります。
※小栗は米国で通貨の不当な交換比率の見直し交渉などにあたり、米国側と対等に渡り合うと、その交渉力に対し現地の新聞が絶賛の記事を書いています。また、小栗はワシントン海軍工廠を見学した際に先進の製鉄や金属加工技術などに驚愕し、記念にネジを持ち帰ったことでも知られます。

▷「青天を衝け」で小栗忠順を演じるのは、札幌市出身の48歳の俳優、タレントの武田真治(たけだ・しんじ)。1990年代から中性的なルックス「(元祖)フェミ男」として人気となり、ドラマ「南くんの恋人」(1994年)の主演、バラエティ番組「めちゃめちゃイケてる」(1996年〜)のレギュラー出演など多数テレビ番組に出演するかたわら、サックスプレイヤーとしても活躍。近年はNHK「みんなで筋肉体操」に出演するなど、筋肉キャラとしても再ブレイクしている。

徳川側で近代化に貢献「明治の父」

米国での見聞をもって幕府で働き始めると、幕府軍を洋式軍隊として整備したほか、横須賀造船所の建設日本初の株式会社・兵庫商社の設立など、徳川幕府側の人間として日本の近代化の先陣を切っています。

横須賀造船所は、製鉄所と造船所を兼ねた近代工業施設。小栗忠順はフランスの技師レオンス・ヴェルニーを首長として招聘し、経営学や人事労務管理など西洋の先進的なビジネス環境を日本に導入させることに成功しています。また、これをキッカケに日本初のフランス語学校・横浜仏蘭西語伝習所が設立されるなど、後の明治日本の近代化にも大きな影響を与える一連のプロジェクトを牽引しています。

明治維新に先駆け、日本の近代化の萌芽を徳川幕府に属しながら推進した小栗忠順。大隈重信が「明治政府の近代化政策は小栗忠順の模倣にすぎない」と語り、明治維新を肯定的に描く作家・司馬遼太郎が旧政府側の小栗のことを「明治の父」と呼ぶなど評価の高い人物ですが、あっけない最期を迎えてしまいます。

「無実の罪」で斬首

小栗忠順は徳川慶喜の恭順(=つつしみの態度で従うこと。ここでは朝廷や新政府軍に対し恭順する意)に反対し、薩長らに対し主戦派という立場だったこともあり、幕末にかけて政治の中枢から遠ざけられると、上野国群馬郡権田村(現在の群馬県高崎市倉渕町権田)に隠遁しています。

慶応4年(1868年)、小栗忠順は東山道軍の命を受けた軍監に捕縛されると、官軍に抵抗する構えを見せたという理由により斬首されてしまいます。

あまりに有能すぎたのか、新政府にとって単に邪魔者だったのか…。後に「日本資本主義の父」として大輪を咲かせることになる渋沢栄一にとって、早すぎた才能・小栗忠順は大きな存在になっていきそうです。

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