NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で、ヒロイン・みね子らが住むことになる向島電機の女子寮「乙女寮」のメンバーなどについてまとめます。
辛い単純労働が続く「向島電機」での日々ですが、みね子は寮の仲間たちと心を通わせていくことになります。
女子工員たちが暮らす「乙女寮」
「乙女寮」は、みね子(有村架純)と時子(佐久間由衣)が最初に就職することになる東京・向島のトランジスタ工場「向島電機」の女子寮です。
舎監の永井愛子(和久井映見)が女子工員たちの生活の面倒を見ており、現在は40名ほどがこの寮で暮らしています。
「ひよっこ」東京編の序盤では、みね子の向島電機での労働の様子とともに、乙女寮での生活ぶりが描かれます。
乙女寮のメンバーは、みね子と同じように中学や高校を卒業後に東北各県から上京してきており、苦楽を共にする中で互いに友情が芽生えていきます。地方各県から集まった若い女子たちが女子寮で集団生活を送るというフォーマットは、「あまちゃん」の「まごころ第2女子寮」を彷彿とさせます。
また、乙女寮ではコーラスが「課外活動」として行なわれているほか、寮の食堂では料理人・森和夫(陰山泰)が美味しい料理を振る舞うなど、みね子は奥茨城時代とは違う楽しい集団生活、青春の日々を送ることになります。
▼乙女寮基本データ
・15歳から29歳までの45人の女子が暮らす。
・一部屋は5〜6人。
・起床は朝6時、朝食は6時半、就業開始は8時、門限は夜10時。
・起床時は館内放送で「いつでも夢を(橋幸夫/吉永小百合)」が流れる。
・各部屋には名前がついており、みね子が暮らす部屋は「こすもす」。
以下、乙女寮の主な登場人物をまとめます。向島電機ならびに乙女寮のシーンには、若手女優が多数登場します。
乙女寮 主な登場人物、キャスト
女子寮の舎監・永井愛子(和久井映見)
舎監(しゃかん)とは寄宿舎を管理、監督する人のこと。先生代わり、母代わりの存在となり、寮で生活する女子工員を温かく見守る。
若い頃はみね子たちと同じように工場で働いていたらしく、不器用でとても苦労したとのこと。性格はかなりおっちょこちょいで天然な面もあるが、いざという時に頼りになる存在。先の戦争で恋人を亡くしており、以来独身を貫いている。
後にみね子が住む下宿「あかね荘」に転がり込み、思わぬ人物と恋仲に…?
先輩工員・秋葉幸子(小島藤子)
山形県出身で、中卒で上京した先輩工員。乙女寮の重鎮的存在で現在は寮長を務めており、寮のみんなから慕われる存在。新人指導にもあたる。
性格は優等生タイプで、働きながら通信制高校で学んだ苦労人。寮にコーラスを教えにくる音楽家の卵・高島雄大(井之脇海)とは恋仲にあり、婚約をしているが…。
先輩工員・夏井優子(八木優希)
秋田県出身で、中卒で上京した先輩工員。幸子とともに、新人の作業指導にあたる。可愛らしく可憐な雰囲気で、みね子の憧れの人となる。
仕事は出来るが身体が弱く、寝込んでしまうこともしばしば。後輩たちの喧嘩をなだめるなど、平和な心の持ち主。
※八木優希(やぎ・ゆうき。当時16歳)は、生後4ヶ月で「仮面ライダーアギト」でドラマデビューした子役出身俳優。「マッサン」で養女・エマ役を演じた俳優の優希美青(ゆうき・みお)と名前や顔立ちが少し似ているものの別人です。
工員・青天目澄子(松本穂香)
福島県出身で、家計を助けるために中卒で上京。みね子とは同期で、集団就職列車の中で知り合う。
ミスをして生産ラインを止めてしまっても飄々としているなど、かなりのマイペースな性格の持ち主。コーラス活動と食堂で出されるカレーライスが何よりも楽しみ。
母を早くに亡くし父が再婚したことで実家で肩身が狭い思いをしてきており、時に故郷のばあちゃんを思い出してホームシックを発症してしまう。
▷澄子を演じる女優・松本穂香(当時20歳)は「有村架純の妹分」と呼ばれる新進の女優。この「ひよっこ」出演をキッカケにブレイクし、ドラマ「この世界の片隅に」「ミワさんなりすます」「嘘解きレトリック」で主演を務めるなど大きく飛躍している。
・【ひよっこ】青天目澄子(なばため・すみこ)演じる女優・松本穂香は有村架純の妹分
・「ひよっこ」出演後にブレイク、出世した俳優まとめ|伊藤沙莉・松本穂香・磯村勇斗らの現在
工員・兼平豊子(藤野涼子)
青森県出身で、みね子たちと同期入社。努力家で秀才だったが家が貧しかったために高校に進学出来ず、中卒で就職。高校に行けなかった悔しさが尾を引いており、しばしば周囲にトゲのある物言いをしてしまう。特に呑気でマイペースな澄子とはソリが合わず、時子ともぶつかってしまう。
▷豊子を演じる女優・藤野涼子(当時17歳)も、注目される若手女優の一人。2021年には大河ドラマ「青天を衝け」で主人公の妹役を演じている。
・「ひよっこ」青森出身・兼平豊子 演じるのは注目の女優・藤野涼子
料理人・森和夫(陰山泰)
乙女寮食堂の心優しきコック。「和夫さん」の作る料理は、女子工員たちにとって寮生活の楽しみのひとつ。みね子たちが入寮した日には肉をたっぷり使ったカレーライスをふるまう。
▷森和夫を演じている陰山泰は、後に朝ドラ「ブギウギ」「あんぱん」にも出演。名脇役として活躍を続けている。
・朝ドラ「あんぱん」に陰山泰が出演 銀座のカフェの店長役
・「ブギウギ」トランペッター・一井のモデルは斉藤広義? 俳優・陰山泰は朝ドラ「ひよっこ」などに出演
警察官・綿引正義(竜星涼)
行方不明のみね子の父・実の捜索に協力してくれる茨城出身の警察官。
みね子に会いに乙女寮に出入りするようになり、みね子や高島雄大らと仲良くなっていく。みね子にとって淡い初恋の相手…?
▷綿貫正義を演じている竜星涼(当時24歳)。その後に朝ドラ「ちむどんどん」で素行が悪い「ニーニー」役を演じて物議を醸すも、「昭和元禄落語心中」「テセウスの船」「大河ドラマ 光る君へ」などの名作ドラマで活躍。大ヒットドラマ「VIVANT」でも注目の人物・新庄役を演じて話題に。
・「VIVANT」新庄浩太郎は死んでない?生存説を裏付ける伏線を考察
コーラス部の指導者・高島雄大(井之脇海)
乙女寮のコーラス部を指導している音楽家の卵。秋葉幸子の婚約者だが、乙女心に疎く幸子とたびたび喧嘩をしてしまう。寮を通して出会った綿引とはなぜか馬が合い、親友になっていく。
▷高島雄大役を演じている井之脇海(当時21歳)。その後「おんな城主 直虎」「義母と娘のブルース」「集団左遷!!」「ちむどんどん」などに出演すると、大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では遊女と駆け落ちをする小田新之助役を好演。根強い人気を持つ俳優に。
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