NHK連続テレビ小説「エール」は、音楽が主要のテーマ。そのため、歌手や音楽家、ミュージカル俳優など音楽に関わる様々な活動を見せているアーティストが数多く出演します。
この記事では、「エール」の出演者のうち、音楽に関わる仕事をしているアーティストたちをまとめます。
山崎育三郎（ミュージカル）…幼なじみ・佐藤久志役
主人公の幼なじみで、後に歌手となり「福島三羽ガラス」の一人となる佐藤久志（プリンス）。モデルは「暁に祈る」「栄冠は君に輝く」「イヨマンテの夜」などを歌った歌手・伊藤久男。
▷山崎育三郎（やまざき・いくさぶろう）は、歌手、（ミュージカル）俳優として活躍中。2007年にミュージカル「レ・ミゼラブル」のマリウス役でデビューすると、ボーカルグループ「ESCOLTA」のメンバーとしても活動。美しい歌声と端正なルックスを武器に、舞台だけでなく俳優としてもテレビドラマ（「下町ロケット」、「昭和元禄落語心中」ほか）に多数出演。
▼山崎育三郎によるスタンダード歌謡曲カヴァー集「MIRROR BALL’19(超豪華盤)(DVD付)」。Amazonページ上で各曲の視聴ができます。
森山直太朗（歌手）…恩師・藤堂清晴役
小学校時代の裕一が出会う、音楽教育に熱心な教師・藤堂清晴。裕一の音楽の才能にいち早く気づき、裕一の音楽家への夢を後押しする生涯の恩師。
・【エール】恩師・藤堂清晴先生（森山直太朗） モデルは古関裕而恩師・遠藤喜美治先生
▷森山直太朗（もりやま・なおたろう）は、歌手・森山良子を母に持つシンガーソングライター、作詞・作曲家。「さくら （独唱）」「風花」「生きてることが辛いなら」など数々のヒット曲を生み出し、NHK紅白歌合戦に3回出場。
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野田洋次郎（バンド・RADWIMPS）…作曲家・木枯正人役
裕一が上京し専属作曲家として契約することになる「コロンブス・レコード」で出会う、同期の専属作曲家・木枯正人。裕一と苦楽を共にすることになる。モデルは昭和を代表する作曲家・古賀政男。
▷野田洋次郎（のだ・ようじろう）は、ロックバンド・RADWIMPSのボーカル、ギターを担当するミュージシャン。同バンドの殆どの曲で作詞・作曲を手掛けている。アニメーション映画「君の名は。」の劇中音楽・主題歌のほか、「オーダーメイド」「DADA」などヒット曲多数。「illion」の名でソロ活動も行う。俳優としても主演映画「トイレのピエタ」で日本アカデミー賞・新人賞受賞。
▼主題歌「前前前世」を含む「君の名は。(通常盤)」。Amazonページ上で各曲の視聴ができます。
柴咲コウ（歌手）…オペラ歌手・双浦環役
ヒロイン・音に音楽の目覚めを与える世界的オペラ歌手・双浦環。劇中では柴咲コウによるオペラ曲も披露される。モデルはオペラ歌手の三浦環。
・【エール】柴咲コウ（双浦環）が教会で歌うオペラ曲「私のお父さん（O mio babbino caro）」
・【エール】オペラ歌手・双浦環（柴咲コウ）は三浦環がモデル 古関裕而、金子夫妻との接点は？
▷大河ドラマ「おんな城主 直虎」をはじめ、映画、ドラマで多数主演を務めるなど女優として輝かし実績を持つ柴咲コウ（しばさき・こう）。歌手としても才能を見せており、「RUI」名義で発売した「月のしずく」（2003年）が100万枚超えのミリオンヒット。「かたち あるもの」（2004年）も60万枚超えのヒット。
▼歌手・柴咲コウの集大成「Single Best」。Amazonページ上で各曲の視聴ができます。
古川雄大（ミュージカル、歌手）…ピアノ講師・御手洗清太郎役
ヒロイン・音が歌の個人レッスンを受ける先生・御手洗清太郎。御手洗が裕一の快挙（国際コンクール入賞）の新聞記事を音に見せたことが、二人の運命の出会いにつながっていく。
▷古川雄大（ふるかわ・ゆうた）は、長野県出身の俳優、歌手。ミュージカル「テニスの王子様」（4代目・不二周助役）、「エリザベート」（ルドルフ役）、「ロミオ＆ジュリエット」（ロミオ役）のほか、「モーツァルト！」（モーツァルト 役。山崎育三郎とダブルキャスト）などの舞台に出演。テレビドラマ「下町ロケット」「トップナイフ -天才脳外科医の条件-」など、俳優としての活動も目立つ。
▼歌手としても活躍する古川雄大。
吉原光夫（ミュージカル）…馬具職人・岩城新平役
ヒロイン・音の生家が営む「関内馬具店」で働く、コワモテの職人頭・岩城新平。
▷吉原光夫（よしはら・みつお）は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」において日本公演として歴代最年少（32歳）で主演のジャン・バルジャン役に抜擢された経歴を持つ俳優。その美しい歌声に魅了されるファン多数。
堀内敬子（ミュージカル）…銀行事務員・菊池昌子役
裕一が最初に就職する川俣銀行で出会う、事務員の女性。離婚歴3回の恋多き女で、踊り子に恋をしたウブな裕一の恋愛指南役になる。
▷堀内敬子（ほりうち・けいこ）は、映画「THE 有頂天ホテル」をはじめとした三谷幸喜映画ほか、多数映像作品に出演する名脇役の女優。劇団四季でミュージカル「キャッツ」「美女と野獣」「アスペクツ・オブ・ラブ」に出演したほか、退団後は「レ・ミゼラブル」「屋根の上のバイオリン弾き」などにも出演。ミュージカル女優としての経験も豊富。
加弥乃（ミュージカル、歌手）…秘書・杉山あかね役
裕一が専属作曲家となる「コロンブスレコード」で秘書をしている女性・杉山あかね。私情をはさまず物事を冷静に見極め、音楽に対しても的確な審美眼を持つ。
▷加弥乃（かやの＝旧芸名・増山加弥乃）は、AKB48（2005〜2007年）にも所属した経験を持つ女優。子役時代にミュージカル「アニー」に出演したほか、キユーピーのCMソング「たらこ・たらこ・たらこ」を歌うなど、音楽活動も行っていた。
小南満佑子（ミュージカル）…音のライバル・夏目千鶴子役
音が東京の音楽学校で出会うことになる、歌手志望の同級生。帝国コンクールの金賞を最年少で獲得した実績を持ち、音のライバルとして公演の主役の座を争うことになる。
▷小南満佑子（こみなみ・まゆこ）は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」「Endless SHOCK」「ポストマン」などに出演した経験をもつ女優。第6回ジュリアード音楽院声楽オーディションで最優秀賞を受賞した経歴を持ち、ミュージカル、オペラ、ダンスなどを得意とする。
山田麗（ソプラノ歌手）…歌手・川野三津代役
裕一と鉄男のデビュー曲「福島行進曲」を歌うことになる歌手か。実在の歌手・天野喜久代がモデル。
▷山田麗（やまだ・れい）は姉妹デュオ「山田姉妹」として活動する女優、ソプラノ歌手。
・【エール】歌手・川野三津代（福島行進曲） 姉妹デュオ「山田姉妹」山田麗が演じる
井上希美（ミュージカル）…歌手・藤丸役
裕一が手掛ける曲「船頭可愛や」を歌うことになる歌手。実在の歌手・音丸がモデル。
▷井上希美（いのうえ・のぞみ）は、劇団四季でミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」（アンサンブル役）、「サウンド・オブ・ミュージック」（リーズル役）に出演。2016年の「美女と野獣」ではベル役に抜擢されている。
・【エール】藤丸（井上希美）が歌う「船頭可愛や」 歌手・音丸がモデル
柿澤勇人（ミュージカル）…歌手・山藤太郎役
「酒は涙か溜息か」「丘を越えて」などを歌うことになる歌手。実在の国民栄誉賞歌手・藤山一郎がモデル。
▷柿澤勇人（かきざわ・はやと）は、劇団四季でミュージカル「人間になりたがった猫」（ライオネル役）、「ライオンキング」（シンバ役）、「春のめざめ」（メルヒオール役）などに出演。退団後も「ロミオ＆ジュリエット」（ロミオ役）、「デスノート The Musical」（夜神月役）、「フランケンシュタイン」（フランケンシュタイン役）などのミュージカルで主演を務めている。
宮路オサム、徳永ゆうき、彩青（演歌歌手）…オーディションのライバル役
第13週に登場予定。久志と御手洗が挑むコロンブスレコードの新人歌手募集オーディションに参加するライバル役。
海宝直人（ミュージカル）…「ラ・ボエーム」出演者・伊藤幸造役
第21週に登場。音が出演することになった「ラ・ボエーム」でロドルフォ役を演じる声楽家・伊藤幸造役で出演。伊藤は、東都音楽学校主席、全日本声楽コンクール1位、全日芸術賞最年少受賞という輝かしい実績を持ち、音の実力に苦言を呈する。
▷海宝直人は、7歳の時から劇団四季で活躍するミュージカル俳優。歌手、俳優としても活躍中。
田中俊太郎（声楽家・バリトン）…「ラ・ボエーム」出演者・八田武役
第21週に登場。音が出演することになった「ラ・ボエーム」でマルチェッロ役を演じる声楽家・八田武役で出演。八田は、近衛音楽新人賞受賞、日本オペラコンクール1位、日本中央交響楽団と共演という輝かしい実績を持つ。
▷田中俊太郎は、島根県、東京芸術大学音楽学部出身のバリトン。
その他、歌手や音楽活動の経験がある出演者
風間杜夫…裕一伯父・権藤茂兵衛役
菊池桃子…裕一の母・古山まさ役
薬師丸ひろ子…音の母・関内光子役
二階堂ふみ…ヒロイン・関内音役
松井玲奈…ヒロインの姉・関内吟役
森七菜…ヒロインの妹・関内梅役
