「ちむどんどん」居酒屋「あまゆ」の店主・金城順次 志ぃさー(藤木勇人)が演じる

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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に登場する鶴見の居酒屋「あまゆ」の店主・金城順次(かねしろ・じゅんじ)についてまとめます。暢子は「なんくるないさ」の精神でおおらかに生きている順次と出会い、横浜・鶴見での居場所を見つけていきます。

金城順次を演じているのは、ドラマの沖縄ことば指導も担当している俳優、タレントの志ぃさー(藤木勇人)です。

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沖縄人のたまり場 鶴見「あまゆ」

沖縄タウン・鶴見(横浜)の「鶴見ハイサイ通り」にある沖縄居酒屋「あまゆ」。

上京して途方に暮れていた暢子は、鶴見の沖縄県人会会長・平良三郎(片岡鶴太郎)に助けられ、「あまゆ」の二階の貸し間に転がり込むことになります。

「あまゆ」は、沖縄出身の店主・金城順次(志ぃさー)とその娘で沖縄二世のトミ(しるさ)が切り盛りしている飲み屋兼沖縄料理屋で、沖縄にルーツを持つ人たちが集まるお店です。

暢子は夜に「あまゆ」でアルバイトをするという条件で家賃を値引きしてもらうことに。結果的に暢子はこのアルバイトにより店の常連さんたちと仲良くなり、鶴見の地に馴染んでいくことになります。

いつも陽気な店主・順次は、転がり込んできた暢子のことを娘のように可愛がり、娘のトミとともに暢子を見守っていきます。

※いつも朗らかで人が良さそうな「あまゆ」の大将・順次ですが、物語の進展とともに次第に「空気が読めない」「口が軽いおしゃべりおじさん」としての本性を見せていくことになります。特に、暢子、和彦、愛、智の「四角関係」がややこしくなっていく時期に、順次はたびたび余計なことをペラペラと当事者にしゃべってしまい、思わぬ波紋を起こすことになります。

それまで視聴者から好意的に見られていた順次ですが、こうした空気の読めない言動により、ネット上では「おしゃべりクソおじさん」といったような不名誉な呼び名も飛び交ってしまうようです。

「ことば指導」も担当 志ぃさーこと藤木勇人

モジャモジャひげと南国出身を思わせる濃い顔を持つ沖縄出身のおじさん・金城順次。

演じているのは、沖縄県沖縄市(当時はコザ市)出身の61歳の俳優、タレント、随筆家の「志ぃさー」こと藤木勇人です。自身の出演とともに、「ちむどんどん」では沖縄ことば指導も担当しています。

※「志ぃさー」という芸名は、落語家・立川志の輔に師事し「うちなぁ噺家」として活動する中で名乗っていた「立川志ぃさー」という高座名が由来となっています。現在は立川を返上して「志ぃさー」を名乗っているようですね。

※「沖縄ことば」とは、古来からの琉球の方言ではなく、戦後世代が日常的に話す沖縄地方の言葉と標準語が混ざった「ウチナーヤマトグチ」を意味します。「ちゅらさん」の言葉指導を引き受ける際に「ウチナーヤマトグチ」であればという条件で引き受けたのが「沖縄ことば指導」という肩書の始まりとのこと。

「ちゅらさん」に出演 沖縄ことば指導も

まだ米軍占領下にあった1960年代の沖縄・コザで生まれ育った藤木勇人。20代の頃から郵便局の保険外務員を勤めながら、地元のアマチュア集団「笑築過激団」のメンバーとして活動。

並行して沖縄の新旧音楽を融合するバンド「りんけんバンド」のメンバーとしても活動すると、立川志の輔に師事して落語を学び「うちなぁ噺家 志ぃさー」としても活躍。幅広い芸能活動を見せています。

俳優としても、1990年代からいくつかの映画に出演。

2001年にはNHK朝ドラ「ちゅらさん」に沖縄料理屋「ゆがふ」の店長・兼城昌秀役でレギュラー出演。同ドラマでは登場人物たちが話す現代的な「沖縄ことば」の指導も担当し、大ヒットとなったドラマの世界観作りに大きく貢献しています。

※意図的かどうかはわかりませんが、「ちゅらさん」の沖縄料理屋店長・兼城昌秀役も、「ちむどんどん」の沖縄居酒屋店主・金城順次役も、いずれも姓は「カネシロ」読みです。

ほかにも、映画「釣りバカ日誌イレブン」(2001年・鈴木建設沖縄支社長役)、「おぎゃあ。」(2002年・主人公の義父役)、「サンゴレンジャー」(2013年・屋良賢二役)や、沖縄を舞台にしたTBS日曜劇場「本日も晴れ。異状なし」(2009年・照屋春生役)、NHK BS時代劇「テンペスト」(2011年・多嘉良善蔵役)、NHKドラマ「つるかめ助産院〜南の島から〜」(2013年・田上真一役)などに出演。

2012年のNHK朝ドラ「純と愛」では「比嘉愛子の父親」役で出演しており、これ以来10年ぶりの朝ドラ出演となります。

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