「カムカムエブリバディ」は「おちょやん」に似ている?道頓堀、京都の撮影所、空襲…類似点まとめ

NHK連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」の舞台設定や時代背景が前年作の「おちょやん」に似ているのでは?との声があがりそうですので、両作品の類似点をまとめてみます。

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目次

「おちょやん」と「カムカム」

2020年の朝ドラ「おちょやん」と2021年の朝ドラ「カムカムエブリバディ」(いずれもNHK大阪制作)。

まったく別物の作品ではありますが、大空襲や戦争で大切な人を亡くすこと、ヒロインが継母、義母に家を追い出される展開、別都市での潜伏生活、賑やかな道頓堀や京都の映画撮影所が舞台となることなど、類似点が見られます。

「おちょやん」竹井千代の人生

竹井千代:1907年(明治40年)大阪・南河内生まれ。5歳で母を亡くし父が再婚。継母の暗躍で家から追い出されて大阪・道頓堀の芝居茶屋で働くものの、借金を重ねる父から逃がれるために京都に逃亡。ダメ父のせいで一家離散。京都のカフェーで働きながら映画撮影所に入り込み女優デビュー。その後道頓堀に戻り新喜劇の劇団員となって座長の一平と結婚するも、一平の浮気により離婚。京都に潜伏した後にラジオドラマで復活。なにわの名女優になっていく。

「カムカムエブリバディ」安子(るい、ひなた)の人生

橘安子:1925年(大正14年)岡山生まれ。御菓子司「たちばな」の娘として育ち、初恋の御曹司・雉真稔と結婚。稔との子・るいが生まれるものの稔は戦死し、戦争の前後で祖父、祖母、母、父を相次いで亡くし、実質的に一家離散。嫁ぎ先の雉真家で嫌がらせにあうと一時大阪へ逃亡、潜伏し、お菓子を売りながら娘を育てる。娘のるいは後に大阪に出て道頓堀のクリーニング店で働き、時代劇と関係する(?)人物と結婚。るいの娘・ひなたは京都で時代劇好きに育つと、京都の映画撮影所の大部屋俳優らと親交を深め、人生を切り開いていく。

両作品の類似点まとめ

①借金持ちの家族、一家離散、兄弟と生き別れ、幼少期に母を失う

「おちょやん」では、千代が借金を重ねるダメ父・テルヲ(トータス松本)と継母に振り回された末に、一家は離散。弟のヨシヲは行方不明になり、後に千代と再会したものの戦死。愛する実母が早くに亡くなったことが、千代の人生に大きな影響を与えている。

「カムカムエブリバディ」では空襲などで家族を失い、借金取りに追われていたフーテンの兄・算太(濱田岳)も戦地に行ったまま行方知れず(後に生還)。実質的に一家離散状態になる。算太が通帳を持ち逃げしてしまう様子も、「おちょやん」の借金男・テルヲと重なる。2代目ヒロイン・るい(深津絵里)は幼少期に母と離別しており、こちらも「おちょやん」千代の生い立ちと重なる。

②空襲と戦争で大切な人が亡くなる

「おちょやん」では大阪大空襲で道頓堀が焼け落ち、芝居茶屋「福富」の主人と女将が死亡。幼なじみの福助や劇団仲間が戦争で亡くなっている。焼け野原から劇団を再興。

「カムカムエブリバディ」では、岡山空襲によりヒロインの母、祖母が死亡。夫の稔も戦地で亡くなっている。焼け野原から御菓子処「たちばな」を再興。

③継母、義母に家を追い出される

「おちょやん」では、幼少期の千代が継母の栗子(宮澤エマ)に邪魔者扱いされて家を追い出され、大阪の道頓堀に奉公に出ている。

「カムカムエブリバディ」では、夫を戦争で失った安子が嫁ぎ先の義母・美都里(YOU)から家を出ていくように攻撃された末、大阪に逃亡している。

④夫と離別し、別の町で潜伏生活

「おちょやん」では夫の一平(成田凌)が浮気をして劇団女優を妊娠させ、激怒した千代は新喜劇を退団、離婚。世間から身を隠すように京都で潜伏生活を送っている。潜伏先はかつて千代を追い出した継母・栗子の京都の家で、そこで出会った栗子の娘(千代の異母妹。千代が養子に迎える)の存在が千代の支えになっていく。

「カムカムエブリバディ」では、夫の稔が戦死した後に義母が安子への風当たりを強くし、安子は義弟・勇の手助けを受けて大阪へ逃亡。稔が学生時代に暮らした大阪の下宿「おぐら荘」で新生活(潜伏生活)を送っている。娘のるいの存在が苦しい日々の支えに。

⑤大阪・道頓堀が舞台に

「おちょやん」では奉公先の大阪・道頓堀が物語の中心地になっている。戦前、戦後の道頓堀の賑わいが描かれた。

「カムカムエブリバディ」では、2代目ヒロインのるいが18歳で岡山を飛び出して大阪に向かうと、縁あって道頓堀のクリーニング店で働き始めることになる。昭和30年代の道頓堀が登場し、高度経済成長期の街の活気が描かれる。

⑥京都の映画撮影所と大部屋俳優

「おちょやん」では、若き日の千代が京都のカフェーで女給をしながら近くの映画撮影所(鶴亀撮影所)に入所。大部屋女優として下積み時代を過ごし、映画デビューをする姿などが描かれた。

「カムカムエブリバディ」では、京都の下町商店街で育った時代劇好きの3代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈)が京都・条映太秦映画村の大部屋俳優、映画関係者らと交流していくことに。

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