「舞いあがれ!」菱崎重工のモデルは長崎発祥「三菱重工」か 浩太の元同僚・荒金正人(鶴見辰吾)が登場

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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で鶴見辰吾が演じることになる菱崎重工(ひしざきじゅうこう)の重役・荒金正人(あらがね・まさと)についてまとめます。

若き日に菱崎重工(長崎)で働いていたという浩太と荒金。この菱崎重工は、長崎の造船所をルーツとする三菱重工がモデルと考えられます。

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菱崎重工(長崎)時代の元同僚・荒金正人

荒金正人(鶴見辰吾)は、航空機産業参入支援セミナーに参加した舞(福原遥)とめぐみ(永作博美)が出会う人物です。

国内トップクラスの企業「菱崎重工」の重役(※航空機器製造事業本部 事業本部長。関西支社に所属)という立場にある荒金。実は荒金は、新人の頃に長崎の職場で浩太(高橋克典)と一緒に働いていたという過去を持ち、若き日の浩太をよく知る人物でもあります。

荒金はセミナーで積極的に意見を表明する舞に興味を持ち、航空機の部品を試作してみないかとIWAKURAに持ちかけてきます。※荒金は舞の名字が「岩倉」であることを知って反応を見せており、早くから舞が旧友の娘であることに感づいているのかも知れません。

IWAKURAの設備的に航空分野への参入は非常に難しいチャレンジとなりますが、舞は亡き浩太の夢を叶える第一歩と捉え、なんとか実現できないか可能性を探ることになります。

荒金はまっすぐな舞に引き込まれていき、舞の夢を応援していくことになりそうです。浩太と旧知の仲である荒金ですから、舞が知らなかった浩太の一面を語ってくれる存在になっていくかも知れません。

浩太は生前、若い頃に「飛行機も作る会社」にいたこと、その会社で飛行機を作り始める前に退職して実家の工場を継いだことなどを舞に語っています。この会社が菱崎重工でした。

また、長崎・五島出身のめぐみは教師を目指していた大学時代に浩太と出会い、祥子(高畑淳子)の反対を押し切って駆け落ちをしたことが明かされています。

これらの事実関係から、めぐみは地元長崎の大学(国立 長崎大学教育学部か)で学ぶ日々の中で、長崎にある菱崎重工(長崎研究所または工場?)の社員として働いていた浩太と出会ったのではないかと推測されます。

▼浩太役の高橋克典と同い年で、何度も共演してきた仲だという鶴見辰吾(58歳・東京都出身)。NHK朝ドラは「ハイカラさん」(1982年)、「梅ちゃん先生」(2012年)に続く出演。

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菱崎重工は長崎発祥の「三菱重工」がモデルか

浩太が働いた菱崎重工は、長崎発祥である国内有数の重工メーカー・三菱重工(三菱重工業株式会社)がモデルになっていると考えられます。

三菱重工は、明治17年(1884年)に三菱の創業者・岩崎彌太郎が政府から工部省長崎造船局を借り受け、「長崎造船所」として造船事業を手掛けたのがその始まり。※現在の本社は東京都千代田区。

昭和初期には船舶のほかにも重機や航空機、鉄道車両なども手掛けるようになり、社名も現在と同じ「三菱重工業株式会社」に変更しています。

戦後、財閥解体を目的として三菱重工業は3社(東日本重工業、中日本重工業、西日本重工業)に分割されますが、その後に再統合(1964年)。新生「三菱重工業株式会社」となり、現在も国内有数の重工業メーカーとして君臨しています。

主力製品は、船舶、エネルギー関連機器(各種発電所など)、産業機械、航空機、ロケット、兵器、鉄道車両(リニア・電気機関車・新交通システムなど多種)、エアコン、大型冷凍機などなど。

現在も長崎湾沿いの工業地帯には三菱重工長崎造船所三菱重工総合研究所(1964年〜?)などの関連企業、施設が並び、地域を支える重要な産業となっています。

優秀な浩太や荒金のことですから、長崎の三菱重工総合研究所に相当する「菱崎重工総合研究所」のような職場で働いていたのかもしれませんね。菱崎重工は飛行機以外にも多種の重工業製品を扱っていますので、新人だった浩太は希望していた飛行機部門にたどり着く前に退社してしまったということでしょう。

▼三菱重工長崎造船所や三菱重工総合研究所がある長崎湾。湾内にある長崎港フェリーターミナルから、めぐみの故郷・五島に向けてフェリーが出ています。若き日のめぐみは、長崎から五島に船で帰る際に長崎湾沿いに立ち並ぶ菱崎重工の立派な施設群を眺めていたことでしょう。

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