「青天を衝け」一橋家家臣・川村恵十郎 俳優・波岡一喜が演じる

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NHK大河ドラマ「青天を衝け」に登場する一橋家(平岡円四郎)の家臣・川村恵十郎(かわむら・えじゅうろう)についてまとめます。寡黙な仕事人といった雰囲気の川村恵十郎ですが、尊敬する平岡円四郎の悲しい最期に立ち会ってしまうことになります。

川村恵十郎を演じているのは、俳優の波岡一喜(なみおか・かずき)です。

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目次

栄一と喜作を円四郎に紹介 川村恵十郎

川村恵十郎は幕末の江戸幕府旗本であり、明治維新後には新政府の官僚として働いた人物です。「青天を衝け」では、恵十郎が一橋家ならびに平岡円四郎の家臣として働いていた時代が描かれています。

川村恵十郎は、小仏関所(現在の東京都八王子市)番見習=関守として出仕した後に、普請役見習として一橋家の家臣となり、一橋家の側用人で徳川慶喜に仕えた平岡円四郎の下で働いています。

※「青天を衝け」第11話では、江戸の料理茶屋で栄一と藤田小四郎が攘夷思想で意気投合するシーンの背後に、睨みを効かせた「幕府の犬」恵十郎の姿がありました。また、第15話で恵十郎はもともと強い攘夷思想を持っていたものの、日の本を強くすることが肝要と考え一橋家で働くようになったという経緯が本人の口から語られています。

恵十郎は渋沢栄一と渋沢喜作を円四郎に引き合わせた立役者とされます。第12話では、栄一と喜作が江戸で円四郎と出くわす重要な場面で恵十郎が居合わせています。

円四郎襲撃 恵十郎が斬り返す

一橋家に仕えることになる栄一と喜作を配下に置くことになる恵十郎。ムスッと無愛想ながら、恵十郎は二人を何かと気にかけていくことになりますが、やがて大きな事件に遭遇します。

京都で平岡円四郎が水戸藩士による襲撃を受けて殺害されると、恵十郎は自らも傷を負いながら襲撃犯を逆襲。恵十郎は命からがら生き残ります。

円四郎を失った恵十郎は、その後も徳川慶喜に仕えて戊辰戦争の後まで従うと、維新後には大蔵省に出仕。台湾出兵の戦後処理のため清に渡った大久保利通に同行し、その後も太政官、宮内省、内閣などに務め、晩年には日光東照宮で禰宜を務めています。

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俳優・波岡一喜

川村恵十郎を演じているのは、大阪市出身の42歳の俳優・波岡一喜(なみおか・かずき)です。※年齢はドラマ放送当時。

2005年の映画「パッチギ!」で準主役であるモトキ・バンホー役を演じ注目されると、同年の特撮ドラマ「幻星神ジャスティライザー」(テレビ朝日)で神野司郎 / デモンナイト役で出演。翌2006年にはドラマ「ライオン丸G」で主演。ネオ歌舞伎町のダメホスト・獅子丸役を好演しています。

その後もドラマ「のだめカンタービレ」(2006年・フジテレビ・ホルン奏者 片山智治役)、「ちりとてちん」(2007年・NHK・土佐屋尊健役)、「1ポンドの福音」(2008年・日本テレビ・プロボクサー 児島役)、「平清盛」(2012年・NHK・源義平役)、「仮面ライダー鎧武/ガイム」(2013年・テレビ朝日・シド / 仮面ライダーシグルド役)、「わろてんか」(32017年・NHK・月の井団吾役)などの話題作に多数出演をしています。

ヤンキー・チンピラ役が似合う俳優

前述の「パッチギ!」をはじめ、映画「クローズZERO」「ドロップ」「探偵はBARにいるシリーズ」などで見せたようなヤンキー・チンピラ系の役柄も多く、鋭い眼光やコワモテフェイスが強みの俳優といえます。

今回「青天を衝け」で演じる川村恵十郎役は、栄一らにとって味方になりそうな頼もしい人物。円四郎が襲撃された際には、恵十郎が怒りに任せて水戸藩士を逆襲するというシーンが予想され、波岡一喜らしい切れ味鋭い演技が見られそうです。

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