NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」5月18日(水)の第28回に、喜納金吾の父・銀蔵が初登場。良子と金吾の「結婚騒動」に巻き込まれる人の良い沖縄のおじさんを演じます。
この記事では、喜納銀蔵を演じるベテラン俳優・不破万作(ふわ・まんさく)の朝ドラ出演作など簡単なプロフィールもあわせてまとめます。
村の有力者 喜納製糖工場社長・喜納銀蔵
山原村で有数の会社である「喜納製糖工場株式会社」を経営している喜納銀蔵(不破万作)。銀蔵のボンボン息子・喜納金吾(渡辺大知)は良子(川口春奈)が大のお気に入りであり、良子の職場に立ち入っては求愛を繰り返しています。
賢秀(竜星涼)が作った借金が重なり、叔父の賢吉(石丸謙二郎)からお見合いを勧められていた良子ですが、善一(山路和弘)を通して喜納金吾との見合い話が勝手に進んでいることを知り、驚きと困惑の表情を見せることになります。
5月18日(金)の第28回では、金吾を引き連れた銀蔵が唐突に比嘉家を訪問。銀蔵は、良子を前に暴走する金吾をおさえつつ優子(仲間由紀恵)に事前の挨拶を行っています。
空気を読まず突っ走る金吾に比べると、父の銀蔵は仲介人の善一を立てようとするなど常識人のようです。
地元の有力者である銀蔵、昔からお世話になりっぱなしの善一らがお膳立てした縁談であり、何よりも喜納家は村でも有数のお金持ち。博夫(山田裕貴)に想いを寄せる良子ですが、降って湧いた縁談を軽視するわけにはいかないようです。
良子は自分の気持ちをおさえて両家顔合わせの席に臨みますが、ついに本心が隠しきれなくなり…。
沖縄でも問題が起きていました…。
— 連続テレビ小説「ちむどんどん」 (@asadora_nhk) May 17, 2022
賢吉は、良子に見合い話を迫っているところに、突然訪れたのは金吾と父の銀蔵。
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ベテラン俳優 名脇役の不破万作
比嘉一家の騒動に巻き込まれ、ある意味で被害者となってしまう地元の名士・喜納銀蔵。良子と博夫の優柔不断な態度のせいでさんざん振り回されてしまう銀蔵ですが、激怒することなく立ち振る舞う姿はさすが地元の名士といったところ。
喜納銀蔵役を演じているのは、中華民国大連市生まれ、佐賀市育ちの75歳の俳優・不破万作(ふわ・まんさく)です。※年齢はドラマ放送当時。
明治大学文学部演劇学科在学中の1968年に唐十郎主宰の「状況劇場」に入団し、本格的に俳優の道を歩み始めた不破万作。
同劇団退団後は映画「マルサの女2」(1987年・チビ政役)、「あげまん」(1990年・夢の首斬役人役)、「ミンボーの女」(1992年・伊場木の子分役)などの伊丹十三監督作品に次々と出演。北野武監督作品映画「みんな〜やってるか!」(1995年)で演じたヤクザ役など風貌を生かした悪役、ヤクザ役も多く、多数の映画作品に脇役として出演を重ねています。
テレビドラマでも名脇役として活躍を見せています。
長年に渡りシリーズ化されている刑事ドラマ「おみやさん」(2002年〜・テレビ朝日系)の古株刑事・兵藤兵吾役、人気のドラマシリーズ「深夜食堂」(2009年〜・TBS系)の店の常連・忠さん役、NHK大河ドラマ「徳川三代」(2000年)の本多成重役、「功名が辻」(2006年)の増田長盛役、「結婚できない男」(2006年〜・フジテレビ系)の大工の棟梁役などで出演。
NHK朝ドラは、「かりん」(1993年)の映画館経営者・田上伝六役、「天うらら」(1998年)の洋食屋シェフ・天野洋一役、「ほんまもん」(2001年)の笹川役、「純情きらり」(2006年)の鋳物工場の工場長役で出演しています。