NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に登場する製糖工場のボンボン息子・喜納金吾(きな・きんご)についてまとめます。
喜納金吾を演じているのは、朝ドラ「カーネーション」「まれ」などに出演経験を持つ渡辺大知(わたなべ・だいち)です。
良子に恋するボンボン 製糖工場の息子・喜納金吾
喜納金吾は、暢子たちが暮らす山原村で製糖工場を営む家の跡取り息子です。喜納家は村でも有数の裕福な家であり、金吾は恵まれた環境の下で、明るく屈託のない青年に育っています。
ムードメーカーで何かと騒がしい金吾。裏表のない素直な性格は恋愛にも現れていて、片思いの相手である良子(川口春奈)に対し恐れる様子も見せず、ガンガンとアプローチを見せていきます。
良子には石川博夫(山田裕貴)という互いを意識する教員仲間がいるため、良子は言い寄ってくる金吾をまったく相手にしません。金吾はそんな良子のことを「キツイところがまたたまらんね〜」とますます気に入ってしまうようです。
現実と恋に思い悩む良子
当初は金吾のことを相手にしていなかった良子ですが、度重なるニーニーの借金騒動などで比嘉家が困窮していくと、熱烈プロポーズを繰り返す御曹司・金吾との結婚に心が大きく動いていきそうです。
もちろん良子の本当の思い人は博夫なわけですが、優柔不断な博夫が逡巡しているうちに、良子と金吾の結婚話は一気に加速してしまいます。
本家の長男として石川家の伝統を守るというプレッシャーを受け、親の決めるままに生きてきた博夫が、自分の意見を押し通して良子への思いを貫くことができるのか。今後の展開が期待されます。
ミュージシャン、俳優・渡辺大知
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村の資産家の息子・喜納金吾を演じているのは、兵庫県神戸市出身のミュージシャン、俳優、映画監督の渡辺大知(わたなべ・だいち)です。
2007年、高校在学中にロックバンド「黒猫チェルシー」を結成し、ボーカルを担当。「黒猫チェルシー」は若者を中心に高い人気を誇り、2018年に解散を迎えるまで全国各地でツアーを行うとともに、多数の音源を発表するなどの活動を見せています。
▼渡辺大知自身も出演した映画「勝手にふるえてろ」の主題歌、黒猫チェルシーの「ベイビーユー」。
音楽活動と並行して注目されたのが、渡辺大知の俳優としての才能です。
2008年に田口トモロヲ監督による映画「色即ぜねれいしょん」で主演・乾純役に大抜擢されると、同作の演技で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。みうらじゅんやリリー・フランキーら曲者のおじさんたちから、その自然体の演技に対し驚きの声が寄せられています。
2011年にはNHK朝ドラ「カーネーション」にヒロインの母方の従兄弟・松坂勇役で出演。物語前半を中心に出演し、存在感を見せています。
その後、2015年にも朝ドラ「まれ」にヒロインの幼なじみ・二木高志役でレギュラー出演しています。同作では「黒猫チェルシー」が劇中の架空のバンド「little voice」として登場したことも話題になっています。
ほかにも映画「大人ドロップ」(2014年・辻本裕也役)、「渇き」(2014年・川本浩役)、「勝手にふるえてろ」(2017年・ニ(霧島)役)、「寝ても覚めても」(2018年・岡崎伸行役)や、ドラマ「デザイナーベイビー – 速水刑事、産休前の難事件 -」(2015年・NHK・土橋福助役)、「毒島ゆり子のせきらら日記」(2016年・TBS・幅美登里役)、「べしゃり暮らし」(2019年・テレビ朝日・辻本潤役)などに出演。
NHK大河ドラマ「いだてん」(2019年)では森繁久彌役、「青天を衝け」(2021年)では病弱な第13代将軍・徳川家定役を任されるなど、NHKからの信頼も厚い俳優といえます。
▼映画監督としての活動も見せています。
映画『Good News,』、岐阜県飛騨市にて撮影させてもらいました。
— 渡辺大知 (@And0808) April 13, 2022
ロケ地から何から、飛騨市の愛のある方々に大変お世話になりました…(こっそり出演まで…)
上映、1番近いところは愛知県ですかね。
岐阜でも上映したいものです。。 https://t.co/SBDtKTbX6L