「カムカムエヴリバディ」主題歌「アルデバラン」の意味、歌詞に込められたと思いとは?

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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の主題歌「アルデバラン」のタイトルの意味、歌詞に込められた思いなどをまとめます。

聞き慣れない「アルデバラン」という言葉ですが、ドラマを通じて描かれる世代の継承、家族・血縁の繋がりといったテーマを含意したものとなっています。どんな意味が込められているのか、簡単に解説をしてみます。

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目次

AIが歌う「アルデバラン」

「カムカムエヴリバディ」の主題歌「アルデバラン」を歌うのは、3度の紅白歌合戦への出場経験を持ち、アメリカ・ロサンゼルスで培った抜群の歌唱力を誇る歌手・AI(あい)

作詞作曲は森山直太朗、編曲は斎藤ネコで、このドラマのために書き下ろされたオリジナルソングです。

「アルデバラン」=後に続くもの

曲のタイトルとなっている「アルデバラン」は、「牡牛座(おうしざ)」の中でも最も明るい恒星「アルデバラン(Aldebaran、学名はα Tauri=おうし座α星)」が由来となっています。「アルデバラン」は全天で21個を数える一等星のうちの一つで、地球からの距離は約70光年とされます。

「アルデバラン」は、「後に続くもの」という意味のアラビア語「アッ・ダバラーン」が語源。「アルデバラン」が東の地平線から昇ってくる際にプレアデス星団の後に続いて昇ってくる様子から命名されたそうです。
※「アルデバラン」は日本語の方言でも「アトボシ=後星」(福井、青森、島根など)、「オクサノアトボシ」(青森・岩手)などと同様の発想で呼ばれています。

「カムカムエヴリバディ」は、大正生まれの初代ヒロイン・安子(上白石萌音)から娘のるい(深津絵里)、孫のひなた(川栄李奈)へと三代に渡りヒロインが受け継がれていく100年の物語です。

まさに「アルデバラン」が他の星々を追従して天に昇るかのように、初代・安子の想いを受け継いだ次世代の者たちがその後に続き、それぞれに人生を切り開いていきます。

歌詞に込められた想いとは?

著作権の関係でここに歌詞を書き出すことは出来ませんが、「アルデバラン」の歌詞に込められた想いをざっと読み取ります。

初代ヒロインの安子は戦争の災禍により、大きな喪失感を味わうことになります。「アルデバラン」の序盤の歌詞には「この世界が終わるその前に」「いつか儚く枯れる花」「不穏な未来」といった辛い出来事を予感させる言葉が並び、波乱の時代を示唆しています。

一方で「煌めくアルデバラン」「紡いだ心の糸」という中盤以降の歌詞に象徴されるように、大切な存在の全てが消え去ってしまったわけではなく、自分たちの思いを受け継ぐ「後に続くもの」がいてくれることで、大切な人ともまたどこかで会える、という思いが歌われているように感じます。同じ時代を生きる人との横のつながり、過去や未来を生きる人との縦のつながり。決して切れることのない人と人との強い縁が、クライマックスで高らかに歌われます。

「アルデバラン」を歌うAIは、序盤の切ないパートを静かに歌い出し、徐々にハッピーエンドに向かう思いを込めて、ポジティブに盛り上がりながら後半部分を歌ったとのこと。人生は明るいこと楽しいことばかりではないけれど、それでもハッピーな出来事もきっと待ち構えている…。そんな想いも「アルデバラン」には込められているようです。

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※本ページの情報は2024年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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