NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」京都編に登場する、荒物屋の息子・赤螺吉之丞(あかにし・きちのじょう)についてまとめます。
あの「ケチ兵衛」の孫にあたる吉之丞。大月一家とは不思議な縁で結ばれている吉之丞ですが、その偶然の縁に気がつく日が来るのか、展開が楽しみです。
赤螺吉之丞を演じているのは、朝ドラ「エール」にも出演した演歌歌手の徳永ゆうきです。
荒物屋の息子・赤螺吉之丞
3代目ヒロインのひなた(川栄李奈)は、京都の下町にある「あかね通り商店街」の育ち。祖母の安子(上白石萌音)がそうであったように、ひなたもまた、温かく賑やかな商店街の人たちに囲まれて成長しています。
そんな「あかね通り商店街」の一角にある荒物屋には、赤螺吉之丞(徳永ゆうき)という典型的なガキ大将タイプの息子がいます。吉之丞は幼なじみのひなたのことが気になるのか、いつもひなたのことをバカにしてばかり。
吉之丞は家業の荒物屋を継がずに自分の将来を見据えており、将来の夢など何もないひなたは、吉之丞の姿を見て焦りを覚えています。
※吉之丞の少年時代は、吉右衛門役も演じた子役の石坂大志(いしさか・たいし)が演じます。
岡山・赤螺家
商店街の荒物屋で名字が「赤螺(あかにし)」…。祖母の安子がお世話になった岡山・朝丘町商店街の荒物屋「あかにし」の赤螺家を思い出しますね。
それもそのはずで、吉之丞は安子の幼なじみだった赤螺吉右衛門の息子であり、「ケチ兵衛」こと赤螺吉兵衛(堀部圭亮)の孫にあたる人物です。※第17回放送で吉兵衛の妻・清子の郷里が京都であることが明かされており、空襲で大黒柱の吉兵衛を失った清子と吉右衛門は京都へ戻ったと推測されます。
京都に住み始めたひなたの母・るい(深津絵里)は近所の荒物屋の女将・赤螺清子(松原智恵子)をいつも頼りにしていますが、赤螺一家がかつて母の安子と同じ商店街で暮らしていたことなど知る由もありません。※吉兵衛と清子の息子・吉右衛門役を堀部圭亮が二役で演じます。
るい・ひなた親子が赤螺家との不思議な縁にいつどのように気がつくのか、ストーリー展開が楽しみです。
演歌歌手・徳永ゆうき 奄美にルーツを持つ歌声
朝ドラ出演の
情報解禁から一夜明け、
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— 徳永ゆうき (@Toku220) November 5, 2021
赤螺吉之丞役を演じるのは、大阪市出身の26歳の演歌歌手・徳永ゆうきです。※年齢はドラマ放送当時のものです。
祖父や両親が「シマ唄」で知られる奄美群島の出身で、加計呂麻島にルーツを持つという徳永ゆうき(現在、奄美観光大使・瀬戸内町観光大使を務める)。両親が無類の演歌好きだったこともあり、幼少期から演歌に親しみ、いつしか関西の奄美同郷者の間では歌が上手い少年として有名になっています。
2012年に「NHKのど自慢チャンピオン大会2012」でグランドチャンピオンになると、その歌声に惚れ込んだレコード会社にスカウトされ、シングル曲「さよならは涙に」でデビュー。
その後も「平成ドドンパ音頭」(2014年)、「函館慕情」(2016年)、「津軽の風」(2017年)、「渋谷節だよ青春は!」(2019年・NHK総合「ニュース シブ5時」のメインテーマ)などを発表するとともに、「NHK歌謡コンサート」「新・BS日本のうた 」「THEカラオケ★バトル 」などの歌番組、バラエティ番組にも出演。確かな実力と愛嬌あるルックスにより、人気の若手演歌歌手として注目を集めていきます。
また、無類の鉄道マニア(撮り鉄)としても知られ、「タモリ倶楽部」に複数回出演するなど本業以外での活躍も見せています。
ヨコハマ鉄道模型フェスタ(https://t.co/rmgZVKEDEc)無事にラストラン(*´꒳`*)若手演歌歌手ながら、タモリ倶楽部や あさテツなどの鉄道企画番組でもお馴染みの徳永ゆうきさんのステージもあり盛り沢山!時間が足りなかったくらい。笑
津軽の風、是非聴いて下さいね♪ pic.twitter.com/5kFCXz4SuD— 久野知美(女子鉄アナ)@新著「東京メトロとファン大研究読本」発売中🙌🏻🚃✨📖 (@tomomi_kuno) February 5, 2017
朝ドラ「エール」にも出演
映画「ホームレス中学生」(2008年・けんた役)、「福福荘の福ちゃん」(2014年・牛島みのる役)、「家族はつらいよ」(2016年・調子のいい鰻屋役)など、いくつかの作品で俳優にも挑戦している徳永ゆうき。
2020年にはNHK連続テレビ小説「エール」に出演したことでも知られます。
徳永ゆうきが「エール」で演じたのは、主人公の盟友である佐藤久志(山崎育三郎)、御手洗清太郎(古川雄大)らが挑んだコロンブスレコードの新人歌手募集オーディションの参加者・岡島敦役。
現役の駅員だという岡島敦は、「汽笛一声新橋を」で知られる「鉄道唱歌」第1集東海道編・第1番を歌うとともに、徳永ゆうきお得意の「駅員モノマネ」も披露。歌声+鉄道という徳永ゆうきの持ち芸を存分に披露しています。
「カムカムエヴリバディ」の赤螺吉之丞役でも、歌声を披露する機会があるかも知れません。
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