「カムカムエヴリバディ」映画館主・西山太 演じるのは落語家・笑福亭笑瓶

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NHK連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」に登場する映画館の館主・西山太(にしやま・ふとし)についてまとめます。西山はヒロイン・るいが働くクリーニング屋に出入りし、のんきな世間話に花を咲かせていきます。

西山太を演じているのは、笑福亭鶴瓶の一番弟子・笑福亭笑瓶。俳優としての経歴などとあわせてプロフィールをまとめます。

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近所の映画館の館主 町内会長の西山太

るい(深津絵里)が働く「竹村クリーニング店」は、大阪の中心部・道頓堀の横丁にあるという設定です。

道頓堀といえば、朝ドラ「わろてんか」や「おちょやん」で描かれたように、芝居小屋や寄席などが集まり古くから芸能で栄えた繁華街。戦争で焼けたとはいえ、るいが大阪にやって来た昭和37年頃はまだまだ古き良き道頓堀の香りが残っているようです。

笑福亭笑瓶が演じる西山太は、道頓堀のご近所にある昔ながらの映画館の館主で、町内会長も務めています。西山はクリーニング店に顔を出しては新作映画(「逆襲!宇宙海賊選」など)のポスターを店に貼ってもらいつつ、平助(村田雄浩)と時代劇談義に花を咲かせます。

昭和20年代から30年代にかけて、日本の映画界は黄金期と言える時代を迎えていました。しかし、2年後の昭和39年に東京オリンピックが開催されることもあり、各世帯にテレビが急速に普及。わざわざ映画館に行って映画を見るという娯楽文化が失われつつご時世の中で、西山の小言も次第に増えていきます。

【追記】映画チケットの融通がきく西山。後に西山は、条映史上最高傑作の売り文句で公開される映画「妖術七変化 隠れ里の決闘」のチケットを錠一郎にプレゼントすることになります。トランペットのコンテストを直前に控え自分の実力に落ち込んでいたていた錠一郎はるいを誘い、この映画を鑑賞。世紀の駄作と言われることになる「妖術七変化 隠れ里の決闘」ですが、なぜか錠一郎の心を突き動かす一本となり、るいとの仲もグッと近づくことになります。西山が錠一郎とるいの恋を後押しすることに。

マルチな才能 鶴瓶の一番弟子・笑福亭笑瓶

西山太役を演じているのは、ドラマのお膝元・大阪府出身の65歳の落語家・笑福亭笑瓶(しょうふくてい・しょうへい)。「カムカムエブリバディ」ではトレードマークの黄色いメガネをしていなかったため、笑福亭笑瓶と気が付かなかった人もいたようです(笑)。

笑福亭鶴瓶の一番弟子として修行中にテレビデビューをし、「突然ガバチョ!」「ヤングタウン土曜日」などへの出演で関西での人気を不動のものとしています。

その後の「鶴ちゃんのプッツン5」「しあわせ家族計画」「上岡龍太郎がズバリ!」などのバラエティ番組に多数出演。「ものまね王座決定戦」では「魔法使いサリーのよし子ちゃん」などのモノマネ芸で人気となり、バラエティタレントとして全国区の知名度を獲得しています。近年も「大阪ほんわかテレビ」「噂の!東京マガジン」に出演し続け、息の長いタレントになっていますね。

俳優としての出演経験はわずかで、1986年の東海テレビ(フジテレビ系)昼ドラマ「愛の嵐」の吾一役、1985年の日本テレビ系火曜サスペンス劇場「たった独りのあなたのために」、1990年のテレビ東京系ドラマ「鞍馬天狗」黒姫の吉兵衛役など数える程度。

NHK連続テレビ小説は「カムカムエブリバディ」が初出演となります。「わろてんか」「まんぷく」「おちょやん」などNHK大阪製作の朝ドラに笑福亭門下の落語家(笑福亭銀瓶、純瓶、風喬ら)が出演しているだけに、笑福亭笑瓶が朝ドラ初出演というのは少し意外な気がします。

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