NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」3月16日(水)の第95回では、長い空白の時を経て雉真勇と雪衣が再登場しています。
これまで村上虹郎と岡田結実が演じていた雉真夫妻役ですが、この日の放送ではベテラン俳優の目黒祐樹、多岐川裕美にバトンタッチされています。あまりの変わりぶりに、ネット上では驚きの声も見られ…。
るい、32年ぶりの帰郷
3月16日(水)の第95回では、大月一家が岡山の雉真家に帰郷する様子が描かれています。
大月一家が雉真家に帰ったのは平成6年(1994年)の夏のこと。るいが昭和37年(1962年)に岡山を飛び出してから32年の月日が経過しています。
勇と雪衣が一家を優しく迎え入れ…
雉真家では、るいの叔父にあたる雉真勇(目黒祐樹)とその妻・雪衣(多岐川裕美)が温かく大月ファミリーを迎え入れてくれました。
あれから32年が経ち、凛々しい青年だった勇も69歳前後に。雪衣も正しい年齢は不明ですが60代になっていると考えられ、夫婦ともにすっかり年老いています。
るいと雉真家の再会という急展開にネットはざわめきましたが、それ以上に驚きの声があがったのが、村上虹郎(24歳)と岡田結実(21歳)が演じていた雉真夫婦役が、ベテラン俳優の目黒祐樹(74歳)と多岐川裕美(71歳)にバトンタッチされたことでしょう。
違和感ない、別人すぎる…さまざまな反応
ネット上では、新たに登場した目黒祐樹と多岐川裕美に対してさまざまな反応が見られます。
肯定的な意見として見られたのは、
・勇や雪衣が別人のように貫禄が付き、長い年月の経過を感じさせるリアルさがある。
・見た目は変わっても勇、雪衣らしさの本質は変わらず違和感なし。
・勇も雪衣も面影を感じる。目黒祐樹と多岐川裕美はさすが。
といったもの。
たしかに、勇と雪衣の大きな変貌ぶりこそが、るいと雉真家との長年の断絶を象徴するものであり、もうあの頃のるいと勇の関係性はそこには存在していないのかも知れません。
そういう意味では勇のようで勇ではない、そんな目黒祐樹が演じる69歳の雉真勇は妙なリアリティがあるかも知れませんね。
一方で、配役チェンジを残念に思う声も多く見られました。
・濱田岳が算太を最期まで演じきったように、村上虹郎にも勇ちゃんを最後まで演じてほしかった。
・誰?別人すぎて話が頭に入ってこない(笑)。
・村上虹郎の老けメイク楽しみだったのに…。
・雉真家が別人に乗っ取られている!るい、早く気付いて…!
深津絵里や濱田岳が長年に渡り同一人物役を演じ切っていること、モモケン親子やケチ右衛門親子役を尾上菊之助や堀部圭亮が二役で演じ分けていることなど、ドラマの肝となっている「時空を越えた血縁の繋がり」のようなものが、突然の「別人」の登場により断ち切られたように感じた視聴者もいたようです。
あれほど安子とるいのことを気にかけていた生真面目な勇が、32年ぶりに再会したるい一家よりも高校野球のテレビ中継に夢中だったもの、なんだか別人感を感じる要因だったようにも感じます(笑)。
もし安子が再登場した場合…本命は宮崎美子?
目黒祐樹と多岐川裕美の登場によりネット上で盛り上がり始めているのが、今後もし年老いた安子が再登場した場合に、上白石萌音(24歳)本人が老けメイクで登場するのかということ。
ネット上の予想では、もし安子役のバトンタッチが行われるのであれば、上白石萌音に似ていると言われる宮崎美子(63歳)しかいないという論調が目立ちます。
宮崎美子といえば、2013年の朝ドラ「ごちそうさん」で西門静役を演じるなど実績も存在感も十分。何よりもルックスや空気感が上白石萌音とどこか似ており、安子役の大本命に名前が挙がるのも納得です。
そもそもるいと安子は本当に再会できるのか、安子は生きているのか?といった謎解きも含め、今後の展開に注目が集まります。
※(追記)その後、老年となった安子役(アニー平川役)を森山良子が演じています。