NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」1月28日(第62回)で、若き日の赤螺清子を演じた宮嶋麻衣が再出演。一人二役でそば屋の娘・初美役を演じています。
普段は偏屈で嫌味ばかりを言う「ケチ右衛門」こと吉右衛門ですが、店に蕎麦の配達にやって来る初美にはデレデレ。その見た目は母・清子の若い頃にそっくりであり…。
初美の人物像や、演じる宮嶋麻衣の朝ドラ出演歴などをまとめます。
「あかにし」に配達 「そば処うちいり」の初美
父親譲りのケチくささを見せている、京都・あかね通り商店街「あかにし」の店主・赤螺吉右衛門(堀部圭亮)。相変わらず独り身である吉右衛門にも、最近気になる女性が居るようです。
そのお相手とは、「あかにし」に蕎麦を配達してくれる「そば処うちいり」の従業員・初美(宮嶋麻衣)。
初美は店で使わなくなった自転車を大月家に譲ってくれるなど、気配りができてハキハキと明るい女性。普段は偏屈な吉右衛門も、初美が店に来た時だけは気遣いを見せるなど明らかに初美のことを気に入っている様子です。
吉右衛門の母・清子(松原智恵子)は二人が上手くいってくれないかと密かに願っているようですが、果たして吉右衛門の恋の行方は…。
追記:1月31日(第63回)の放送では、吉右衛門と初美が結婚し、ガキ大将の息子・吉之丞(石坂大志)が生まれています。
「うちいり」という名前は、文楽や歌舞伎の演目のひとつ「忠臣蔵」で描かれる赤穂浪士の討ち入りから来ているのかも知れませんね。主君・浅野内匠頭の無念を晴らす討ち入りを決意をした大石内蔵助は京都・山科に居を構え、決行までの一年余の日々をこの町で過ごしています。赤穂藩・浅野家の菩提寺「瑞光院」があった場所(現在は山科区に移転)には「赤穂義士四十六士遺髪塔跡」の石碑が残されるなど、京都は忠臣蔵ゆかりの地でもあります。
宮嶋麻衣が二役 若き日の清子にそっくり
吉右衛門ちゃん、今日からちょっぴり大きくなりましたよ!
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) November 12, 2021
あかにし家のオフショットです。3人そろっていい笑顔ですね😊#堀部圭亮 #宮嶋麻衣 #石坂大志 #朝ドラ #カムカム #オフショット pic.twitter.com/2vPhOHyHIF
初美役を演じた宮嶋麻衣といえば、るい編(岡山編)で若き日の赤螺清子(吉兵衛の妻)役を演じていましたね。
初美役をその宮嶋麻衣が演じているということは、吉右衛門と初美の結婚はほぼ確実と見ていいでしょう。後に吉右衛門の息子・吉之丞が3代目ヒロイン・ひなたの同級生として登場することも公表されており、赤螺家の今後の展開が楽しみです。
赤螺清子、初美役を演じているのは、岐阜県恵那市出身の35歳の女優・宮嶋麻衣(みやじま・まい)。2006年頃からテレビドラマ、映画、舞台など多方面に活躍し、中堅女優として存在感を見せ続けています。
特にNHK大阪放送局(BK)製作の朝ドラには何度となく出演をしており、朝ドラファンの間ではおなじみの女優さんです。以下、宮嶋麻衣が出演した朝ドラ作品と演じた役柄を簡単にまとめます。
「ちりとてちん」(2007年〜)…ヒロインの親友・野口順子役
ヒロイン・喜代美の親友・野口順子役で出演。魚屋食堂の一人娘で、落語家を目指すヒロインの才覚を早くから見抜くなど良き理解者としてレギュラー出演。優柔不断なヒロインを叱咤激励する順子役が人気となり、宮嶋麻衣はドラマ終了後に多くのイベントや関連番組に出演をした。
「カーネーション」(2011年〜)…芸妓・駒子役
高級料亭「吉田屋」に出入りする芸妓・駒子役で出演。ヒロイン・糸子に洋服製作の依頼をし、出来上がったワンピースに大喜びの表情を見せている。
「純と愛」(2012年)…新婦・宮崎ゆり役
元カレのストーカー行為に悩む新婦・宮崎ゆり役。ホテルのブライダル部門の担当者だったヒロインの純に相談を持ちかける。
「ごちそうさん」(2013年〜)…親友・野川民子役
ヒロイン・め以子の女学校時代からの親友「たみちゃん」役。おとなしく控えめな女子で、将来は教師になることを夢見ていた。め以子の結婚相手となる悠太郎に恋をするが、悠太郎に意中の人がいることを知り、失恋をしている。
「マッサン」(2015年)…悟の妻・亀山和歌子役
マッサンの甥っ子で後継者となる亀山(岡崎)悟の妻・和歌子役。最終週で登場。悟との間に一男一女をもうけている。
「あさが来た」(2016年)…成澤泉の妻・カナエ役
ヒロイン・あさとともに日の出女子大学校の設立を成し遂げる教育者・成澤泉の妻・カナエ役で単発出演。夢のために金を使い果たす夫に苦労する妻。
「わろてんか」(2017年)…芸人佐助の妻・富役
曲芸の芸人佐助の妻・富役。夫が借金を重ねて首が回らなくなり、ついには太夫元の下で働く風太に土下座をして借金返済の猶予を懇願。お金に苦しむ富の姿を見たヒロイン・てんは、芸人のための画期的な「雇用形態」を考え出すことに。