NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の第3部となる「ひなた編(京都編)」の、放送前の段階でわかっているおおまかなあらすじ、ストーリー展開をまとめます。
「あんこ」「ラジオ英語講座」「時代劇」「ジャズ」「野球」…。これまで描かれてきたさまざまな要素が伏線となり、3世代のファミリーストーリーは完結を迎えそうです。
京都で「回転焼 大月」を開業させるるいと錠一郎
2代目ヒロイン・雉真るい(深津絵里)は、大阪で出会ったトランペッター・大月錠一郎(オダギリジョー)と結婚。錠一郎の体調、精神面の問題もあり、慣れ親しんだ大阪を離れて新天地・京都で生活を始めることになります。
生きていく手段、稼ぐ術を持っていなかったるいと錠一郎でしたが、縁日の屋台で回転焼き屋(=今川焼)を見たことをきっかけに、京都の下町「あかね通り商店街」で「回転焼 大月」を開業。
実家のある京都に戻りお茶のお師匠さんになっていた友人・ベリーこと野田一子(市川実日子)の手助けを受けながら、「たちばな」のあんこの味を受け継いだ「回転焼 大月」の経営は少しずつ軌道に乗っていきます。
そんな折、るいに妊娠が発覚。昭和40年(1965年)4月に長女・大月ひなたが誕生します。
▲この記事のあらすじは、かなり端折って記述しています。今後の詳細なあらすじ、出演者のインタビューなどは「カムカムエヴリバディ」の公式ドラマガイド(Part2)で。ドラマ鑑賞がぐっと楽しくなる情報満載です。
3代目ヒロイン・ひなた 時代劇が大好きな女の子
ひなた(新津ちせ)は父・錠一郎の影響もあり、時代劇とお侍さんが大好きな少女に育っていきます。
特にひなたがお気に入りなのは、2代目・桃山剣之介(尾上菊之助)が演じるテレビ版「棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)シリーズ」。モモケンの「棗黍之丞シリーズ」といえば、若き日の錠一郎が深い感銘を受けた作品ですね。
幼なじみの野田一恵(ベリーの娘)や藤井小夜子ら親友にも恵まれ、平凡ながらも楽しい日々を送っていたひなたですが、近所に「条映太秦映画村」が出来たことで、少しずつ人生が動き始めます。
春にモモケンのサイン会があると知ったひなたは、飽きっぽい性格を克服し、空き瓶拾いに没頭。空き瓶の買い取りで得た収入とお年玉をあわせてサイン会の入場料を貯めたひなたは、ついに憧れのモモケンと対面することになります。
ひなたは大月の回転焼をモモケンにプレゼントすると、モモケンのサイン色紙をゲット。意気揚々と帰路につきます。
何をしても長続きしないひなた
サイン会からの帰路、ひなたはビリーという外国人の少年から英語で話しかけられて上手く答えられなかったことをキッカケに、英語学習を始めることになります。
勉強方法は、かつての母や祖母と同じ「ラジオ英語講座」。しかし、極度の飽き性であるひなたは一週間で英語学習に挫折してしまいます。後日回転焼を買いに来たビリーとまたしても会話ができず、ひなたは自分の不甲斐なさや何にも熱中できない飽きっぽさに大泣き。コンプレックスを抱えて成長していくことになります。※ひなたが小学5年生の頃、弟の桃太郎が誕生します。
やがて、高校生へと成長したひなた(川栄李奈)。一恵(三浦透子)や小夜子(新川優愛)ら友人たちが将来の進路をしっかりと見据える中で、何の夢もビジョンもない自分に焦りを覚えていました。
憧れの条映太秦映画村 生きる道を見つける?
ある日、家業である回転焼すらまともに焼くことが出来ずに、不甲斐なさのあまり泣きながら映画村へとやって来たひなた。幼いときから大好きな場所である映画村で、ひなたは「ミス条映コンテスト」と書かれたポスターを目にします。
「優勝者は棗黍之丞シリーズに出演」「賞金は50万円」…。ポスターの文言に釘付けになったひなたは、これこそが自分の生きる道だと直感。コンテストに応募することになります。
こうして憧れの世界・条映太秦映画村への一歩を踏み出すひなたですが、その前途は多難。すぐには映画の世界には受け入れられません。
ひなたはベテラン大部屋俳優・伴虚無蔵(松重豊)に見初められて映画村でアルバイトを開始すると、生意気で無愛想な若手大部屋俳優・五十嵐文四郎(本郷奏多)、「棗黍之丞シリーズ」で人気を博した女優・美咲すみれ(安達祐実)らと交友を深め、時にぶつかっていきます。ひなたは伴虚無蔵を「師匠」のような存在とし、映画の時代劇の世界の奥深さを知っていきます。
何ごとも長続きしなかったひなたですが、時代劇への思いだけは本物。映画村の正社員となったひなたは、時代劇スターを目指す文四郎を応援しながら、自分自身の人生も切り開いていきそうです。
あんこ、英語、時代劇、ジャズ、野球…完結に向かうファミリーストーリー
「あんこ」「ラジオ英語講座」「時代劇」「ジャズ」「野球」…。ヒロインの物語とともに、サイドストーリーも語られていきます。
勇と同じく野球に没頭し甲子園を目指すことになるひなたの弟・桃太郎(青木柚)や、数奇な運命で再びご近所となる赤螺家の人々、父の名声に苦しむことになりそうな2代目・モモケン、そして野田家の一子と一恵の母子関係など、安子編(岡山編)、るい編(大阪編)から地続きとも思える人生物語が各キーワードとともに展開されていきそうです。
ひなたは温かい家族や友人に恵まれて幸福な日々を過ごすことになりますが、祖母(安子)や大叔父(算太)のことをよく知らずに育っていきます。
安子とるいの仲違いによって途絶えてしまったかと思われた「ファミリーヒストリー」でしたが、思わぬ形で家族の歴史がつながっていくことになります。
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※本ページの情報は2024年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。