NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」3月24日(木)の第101回に登場したハリウッド映画製作チームのニコラス・ミラー監督についてまとめます。
ニコラス・ミラー監督を演じたリー・スターク(リー5世)についてもまとめます。ミラー監督とビリーの叔父との不思議な接点も…?
ハリウッドチームの巨漢監督ニコラス・ミラー
3月24日(木)放送の第101回では、英語を習得したひなた(川栄李奈)がハリウッドの映画製作チームの案内役を任される様子が描かれています。
1999年の7の月。後に映画「サムライ・ベースボール」を手掛けることになるハリウッドチームが、条映太秦映画村の視察にやって来ます。
チームの中心は、いかにもアメリカ人といった感じの恰幅の良いニコラス・ミラー監督(リー・スターク)。チャンバラ活劇によるお出迎えを見た後、ミラー監督は通訳のパトリシア(米倉リエナ)の紹介を受け、条映の八代社長(谷口高史)と固い握手を交わし、「Thank you, thank you verymach.」と感謝の言葉を述べています。
「あらびきスター」芸人・リー5世か
▼吉本興業・リー5世のプロフィールページ。画像をクリックすると、プロフィールページに飛べます。
オープニング・クレジットの表記によれば、ニコラス・ミラー監督を演じたのは「りー・スターク」という人物とのこと。
一瞬の登場で確認が難しかったのですが、恐らく吉本興業所属でアメリカ・オレゴン州出身の芸人・リー5世(本名:リー・スターク)が演じていたものと思われます。リー5世は身長190cm、体重130kgの巨漢でモジャモジャの髭面がトレードマーク。チャンバラ活劇を見学したニコラス・ミラー監督のルックスと一致しています。
アメリカ生まれで、日本の関西大学経済学部を卒業した経歴を持つリー5世。英語はもちろんのこと、外国人なまりの関西弁が得意です。その語学力を活かしてお笑い芸人とともに翻訳業、英会話教室、ナレーションなども手掛けており、マルチな活躍を見せています。
芸人の活動としてよく知られるのは、TBS系お笑いネタ番組「あらびき団」への出演でしょう。同番組は数々のマニアックな先鋭芸人「あらびきスター」を生み出していますが、リー5世もそんな「あらびきスター」の一人です。「シバイタロウカ!」の決め台詞とともに、自身の不幸ネタを再現する1人コントなどで人気となっています。
俳優としては、2015年の映画「五つ星ツーリスト THE MOVIE 〜究極の京都旅、ご案内します!!〜」にハンス監督役で出演。また、NHK連続テレビ小説「マッサン」にも英語講師役で出演した経歴を持ちます。
ビリーの叔父役・桂三輝とコンビを組んだことも
リー5世といえば、2010年にカナダ出身の落語家・桂三輝(かつら・さんしゃいん)とコンビを組み、M-1グランプリに挑戦した経験を持つことで知られます。
桂三輝は「カムカムエヴリバディ」第15週でひなたの初恋の人・ビリーの叔父役で出演していましたね。
第101回でのニコラス・ミラー監督の登場シーンを見た視聴者の中には、その恰幅の良さからニコラス・ミラー監督=ビリーの叔父なのでは?と思った方もいたようです。
現在のところニコラス・ミラー監督とビリーの叔父との間に何らかの関係性があるかは不明ですが、わざわざ桂三輝の元相方をここで登場させるのも何か意味深に感じます。