「カムカムエヴリバディ」ルイ・アームストロングの名曲が鍵に 娘・るい、孫・ひなたの命名由来か

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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の劇中で名前があがる、伝説のジャズトランペット奏者、ルイ・アームストロング。

彼の名曲「On the Sunny Side of the Street」がドラマ全編を通じたキーワードソングとなっていきそうなので、そのあたりの経緯をまとめます。

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キーワードは「ひなたの道」=「On The Sunny Side Of The Street 」

「カムカムエヴリバディ」の事前予告映像では、アメリカのジャズトランペット奏者、ルイ・アームストロングの名曲「On The Sunny Side Of The Street 」がストーリーに絡んでいくことが示唆されています。

ヒロイン・橘安子(上白石萌音)が生まれ育った岡山の商店街にある、ジャズ喫茶「Dippermouth Blues(ディッパーマウス・ブルース)」。ジャズをこよなく愛するマスター・柳沢定一(世良公則)が経営しています。

安子は「初恋の人」となる御曹司・雉真稔(松村北斗)に連れられて「Dippermouth Blues」を訪れると、定一がかけたルイ・アームストロングの名曲「On The Sunny Side Of The Street 」を知ることになります。

稔は「On The Sunny Side Of The Street 」の英語タイトルや歌詞を見ると、「ひなたの道をってことかな…」と日本語訳を説明。この「ひなたの道」という言葉が、安子の激動の人生のキーワードになっていきます。

娘「るい」孫「ひなた」

一般的に「明るい表通りで」「陽の当たる道で」などと訳される「On the Sunny Side of the Street」。世界大恐慌など当時の暗い世相を吹き飛ばすように、「コートを手にし、帽子をかぶり、心配事は玄関に置いて、陽の当たる明るい表通りを歩こう!そうすれば一文無しでも気分は大金持ちさ!足元にはチャンスがたくさん転がっている!」といった前向きな歌詞が歌われています。

稔は出征前に「どこの国とも自由に行き来できる、どこの国の音楽でも自由に聴ける、自由に演奏できる。僕らの子供にゃあそんな世界を生きてほしい。ひなたの道を歩いてほしい…」と語っており、安子によって稔との思い出の曲「On the Sunny Side of the Street」は大きな心の支えになっていきそうです。

2代目のヒロインとなる娘の名前が「るい」(深津絵里)、3代目ヒロインとなる孫の名前が「ひなた」(川栄李奈)と命名されることからも、安子と稔がいかにこの曲を大切に思っているかがわかりますね。

戦争の辛い経験を経た安子は、人生を通じて「ひなたの道を歩いていきたい」と強く念じるようになります。しかし、娘のるいにとって「On the Sunny Side of the Street」はトラウマ曲となってしまい…。

【カムカムエヴリバディ】るいのトラウマ?「On the Sunny Side of the Street」を安子と一緒に聴いたのはいつ?

「カムカムエヴリバディ」娘・るいの命名書への反応が面白い 千吉「珍奇な名前じゃのう」、勇「野球の塁じゃ!」

なお、商店街のジャズ喫茶「Dippermouth Blues」の店名もルイ・アームストロング絡みと思われます。ルイ・アームストロングのあだ名の一つが「ディッパー・マウス(ひしゃくの口)」であり、彼の師匠であるジャズコルネット奏者、ジョー・“キング”・オリヴァーの代表曲が「Dippermouth Blues」です。

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