「カムカムエヴリバディ」るいのあだ名「サッチモちゃん」由来と意味

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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で2代目ヒロイン・るいは「サッチモちゃん」という不思議なあだ名で呼ばれていくようになります。

聞き慣れない「サッチモちゃん」という言葉の意味、由来などをまとめます。

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ジョーらが呼ぶ「サッチモちゃん」

年明けの放送では、ジャズ喫茶「Night and Day」が竹村クリーニング店のお得意先となり、るい(深津絵里)がしばしば「Night and Day」に配達に向かう様子が描かれていきます。

トランペッターのジョー(オダギリジョー)がるいのことを「サッチモちゃん」と呼び始めたことで、るいはジャズ喫茶界隈で「サッチモちゃん」と呼ばれるようになっていきます。

「サッチモ」はルイ・アームストロングの愛称のひとつ

この「サッチモちゃん」というあだ名は、るいの命名由来である偉大なジャズトランペッター「ルイ・アームストロング」の愛称のひとつ「サッチモ(Satchmo)」から来ていると思われます。

幼少期から「ひしゃくのような大きな口」「真っ白く大きな歯」「大きな目玉」が目立っていたルイ・アームストロング。大きな口を開いて歌う彼の姿はとても個性的であり、それゆえにその特徴的な口元を由来とした「ディッパー・マウス(ひしゃくのような口)」「ゲイト・マウス(門のような口)」「サッチェル・マウス」などの愛称が生まれています。

 ▼「カムカムエヴリバディ」劇中に登場する岡山のジャズ喫茶「ディッパーマウス・ブルース」も、ルイ・アームストロング絡みで命名された店名です。

サッチェル・マウス→サッチモ

ルイ・アームストロングの愛称「サッチモ」は、「サッチェル・マウス(Satchel Mouth)」という彼のもともとの愛称が英国訛りしたものと言われます。

サッチェル(Satchel)というのは、がま口タイプの大きな口がパカっと開くかばんのようなもの。サッチェル(Satchel)の口が開いた時と同じような大きな口をルイ・アームストロングが持つことから、こう呼ばれるようになったわけです。

ジャズトランペッターの雄となり、英国の港に降り立ったルイ・アームストロング。その際、英国の記者が「ハロー!サッチェルマウス!」と出迎えますが、これが英国訛りにより「ハロー!サッチモ!」に聞こえてしまったとか。この響きをアメリカ出身のルイ・アームストロングはいたく気に入ったらしく、以来、「サッチモ」を自分の愛称として取り入れています。

▼現在も「satchel bag」などの名前で呼ばれる、がま口タイプのバッグ。

るいの額の傷 コンプレックス解消なるか

るいは、幼少期に負った額の傷が大きなコンプレックスになっています。弁護士の卵・片桐(風間俊介)との初デートの際には、風が吹いて額の傷が見えてしまったことで激しく動揺し、その場から逃げ出してしまっています。

そういう意味では、特徴的な自らの顔を個性として愛し、「ディッパーマウス」「サッチェルマウス」などの愛称をおおらかに受け入れたルイ・アームストロングの生き方は、現在のるいと対極に位置するともいえます。

るいのことを「サッチモちゃん」と気軽に呼び、るいにとっては「因縁の曲」であるルイ・アームストロングの「On The Sunny Side of The Street」を美しく吹くトランペッター・ジョー。彼の存在が心を固く閉ざするいを変えていくことになるのか、今後の展開が楽しみです。

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